RL: ◆リサーチフェイズ◆シーンプレイヤー:ジャック・ブレイズ◆
RL: というわけでこのシーンはジャックさんがシーンプレイヤーです
RL: 他のキャストの皆さんは、〈社会:N◎VA〉〈社会:ストリート〉〈コネ:ジャック〉、目標値10の判定に成功すると登場できます
化野: んん…僕はちょっと様子見。
露無: んー…いいかな
RL: シーンが進んでから登場するかどうか決めてもかまいませんので
柏原: じゃあ、私もちょっと様子見しておきます
RL: ジャックさんは今別宅に向かったりしてるところでしょうか?
ジャック: ああ。敵の姿も見えてきたことだしな。装備を整えたい
RL: 点在するアジトに必要な物を分散させるのはプロですね。
RL: では、その別宅で色々と物色したり点検したりしていると、あなたのポケットロンがアラート音を鳴らします
ジャック: コートの下からアームガードを取り付けたり装備を確認していた手をとめ、ポケットロンに手を伸ばそう。
RL: 画面には『付近で懸賞金付き犯罪者が確認されました。情報を確認し、適切に避難しましょう』という情報がポップアップしています。
ジャック: 「賞金首だと?こんなときに……」
ジャック: 犯罪者の写真とか詳しい情報とか確認できるか?
  *** RLがキャスト全員の画像を送信しました ***
RL: こちらにございます
ジャック: 「……クソッ!」ポケットロンを閉じ、素早く装備を整えよう。いつでも襲撃に対応できるようにしなくては。
RL: NPCが《M&A》で買収したSSSが、ジャック、化野、露無、すぐりに対して社会戦ダメージを適用します。
RL: ダメージ効果は20、「ID剥奪」です
RL: キャストの皆さんは、これ以降、市民ランクがXとなります
化野: んげぇwww
柏原: ぐふっ
露無: ぐおっ!?
RL: ジャックの所に、ナイトワーデンから定型文で解雇通知が送られてきたりします
ジャック: (完全に戦局を握られてる。このままじゃマズい)解雇通知を確認して舌打ちをひとつ。
ジャック: いつまでもここに隠れてるわけにもいかないし、クリス達が心配だ。ここを離れて合流を試みよう。
RL: ちなみに全員に児童略取および住居不法侵入、違法爆発物所持・製造、殺人、などなどの罪状がついています。
RL: 貴方の居所を面白半分にストレイジが拡散する可能性も捨てきれませんので、早急にここから引き払った方がいいと思います
ジャック: 足が付きそうなものは軒並み破壊しておこう。ポケットロンでクリスにコールを飛ばしながら、足早にセーフハウスのあるエリアを去る。
RL: エイジは貴方のようすが変わったことを察して少し不安そうにしています
RL: クリスさん登場します?
化野: ンー……登場しとくか。
化野: 社会:ストリートで。
RL: 了解です
化野: 感情8+クラブ5で13。登場成功。
化野: じゃあ、コールを受けとって応答しよう。
化野: 「『――やあ、大変なことになったね』」
化野: 前方の暗がりに立ってるよ。
ジャック: 「全くだ。赤ん坊を一晩預かって、1ゴールド。楽なビズのハズだったんだがな」
化野: 「僕があちらの琴線に触れちゃったかな?それとも堪忍袋の緒かな?虎の尻尾でなければいいけれど」
ジャック: 「ともかく、無事でよかった」
化野: 「無事じゃないよ、NIKから通知叩きつけられちゃった」ぴらぴらと自分のNIK認証つきホロ名刺――資格剥奪者の悪用防止のためか黒く染まっている――を振って見せて。
ジャック: 「ああ、そりゃお互い様だ」ポケットロンに来た、ナイトワーデンからの解雇通知が映し出されたディスプレイを差し出しながら。
化野: 「あの二人は……うまくあちらで合流できていればいいけれど。露無くんはともかく、柏原くんはこういう事態に慣れてなさそうだし」
化野: 「まあ、とりあえずあちらとの合流を目指そう。――ギリギリでいいネタを仕入れられたんだ、火星からね。そっちの進捗はどう?」
ジャック: 「なに、いざとなりゃあのクグツの兄ちゃんがなんとかするだろうさ」
ジャック: 「正直よくない。装備を整えに行った矢先にこれだからな」
化野: 「どうかなあ、意外とこういう事態には弱かったりして。SSS(千早のイヌ)から手を噛まれたとなったら、大混乱の前に意気消沈しちゃうかも」くすくす。
化野: (情報判定や購入判定をしておくなら今です、とジャックに唆したつもり)
化野: 「まあ、とりあえず移動しよう。……隅田川の向こうなら、あいつらも追ってこない」
RL: ジャックさん手札が固まっちゃってるのなら回すのもよろしいと思います
化野: 「しかしまあ、これだけの規模で金を動かすのもあちらさんにとっても痛手だろうに。……エイジくん、君は一体何者なんだい?……それとも、君が一番知りたいのかな」
化野: ふ、と珍しく眉尻を下げ。
化野: ……情報収集しちゃおう。神室エイジについて、コネ:神室ミヨリで。
化野: いいかな?>RL
RL: お願い致します
化野: 10+6で14まで成功。
RL: では、エイジくんについてです
RL: 【神室 エイジ】
RL: 11:生後九ヶ月になるミヨリの息子。父親は分からない。人なつこく、めったに泣かない大人しい子で、よく笑い、よくミルクを飲む。
RL: 14:バサラとしての才覚がある。念動力と、風を操る能力があるが、全く制御できていない。普段は遊び道具に使ったりもするが、泣くと暴発する。
RL: それ以上の情報は、直接母親に確認した方がいいだろう
RL: 【神室ミヨリの居場所】について調査可能
RL: 以上です
RL: 共有メモを更新致しました
RL: ミヨリの居場所について調べる場合は
RL: 〈コネ:神室エイジ〉〈コネ:神室ミヨリ〉で、目標値は19です
化野: ……手札がアレなら、切り札切っちゃうのもありかもね。
ジャック: よし。切り札切っちゃうかな。出し惜しみしてても仕方ないし
化野: 「……情報も増えたことだ。適当に身を隠しつつ、合流を目標にしつつ、ミヨリさんを捜そう」
RL: ジャックさん判定しますか?
ジャック: うん。
ジャック: 神室ミヨリの居場所について、コネ:神室エイジで。
RL: 了解しました
ジャック: 切り札を切って、ダイヤの9をクラブのAとして使用。達成値21扱いで。OK?
RL: OKです、神室ミヨリの居場所について開示します
RL: 【神室ミヨリの居場所】
RL: 19:彼女は現在、信頼できる人間に息子を預け、ある倉庫に身を隠している。
RL: アドレス【神室ミヨリの潜伏先】を入手
RL: 以上です
化野: 演出かあ……シーンカードとしてのカブトの意味は「庇護。父性。男性キャストの協力。精神的な恩恵を得る。」だそうだけれど。
化野: キャストじゃないやゲストだ
ジャック: 「そうだな。それが一番……ッ!?」
ジャック: クリスの言葉に同意しようとしたとき、不意に目眩のような、ニューロンの奥底を揺さぶられるような感覚に晒される。
ジャック: クリスにビジョンを託された時と似たような、しかしそれより些か乱暴な感覚に思わず少しよろめく。
ジャック: 「今のは……倉庫か……?」ノイズ混じりのビジョンがもたらすひどい偏頭痛を堪えながら、声を搾り出す。
化野: 「…どうした?大丈夫かい?」
ジャック: 「あ、ああ。なんともない。大丈夫だ」
ジャック: 「それより、彼女の居場所だが……見当がついたかもしれない」腕の中の赤ん坊を見やりながら
RL: ジャックの腕に、小さな掌がしがみついています
化野: 「……それは僥倖だけれど、昔聞いたのを思い出したとか?……まあ、いいか。とりあえずは、…あちらの二人と安心して連絡を取れる場所までいこう」
化野: ということで僕は移動を始めたいね。あ、ジャックくんとチームを組んでおくよ。
ジャック: 「そうだな。……そうしよう」
ジャック: まだ足元がすこしふらつくが、クリスに続く形で移動を始める。
ジャック: 「まったく。とんだマーリンの卵だな、お前は」
ジャック: 満足げに寝息を立てるエイジをちらりとみやり、誰にも聞こえないような声でそうひとりごちる。
化野: 「?……ほら、あまりぐずぐずしていると」 サイレンが遠くから。
ジャック: 「わかってるよ。今行く」
RL: 舞台裏に参ります
RL: 露無さんとすぐりちゃんはどうしますか?
露無: んーさすがにそろそろ李アツシの研究を抜いておかないと危険かなぁ
化野: 企業系となると僕はお手上げなんだよねははは。みんな結構特化してるから浅く広くとってたらこのザマだよ!
柏原: うーん、こっちだと開けそうにない<李アツシの研究
露無: ただスートの関係上切り札めいたものを使わざるを得ない感だ!
露無: カードとしてのね
露無: 企業関連は任せろ―! #バリバリ
RL: 企業関係の情報は露無さんにお任せですね 報酬点つめますか?
化野: まあいざとなったらタロットの方の切り札を使えばええのや
露無: ん…いやこれ報酬点突っ込んだらいけるか…?
RL: お小遣いがあと3点残ってるはずです
露無: えーとああ1足りない!
化野: しまったこっちに報酬点渡しておくべきだったか
化野: 企業情報やアイテム…あっアイテムダメかひょっとして
露無: あ、企業情報とか使えるんだっけ…?
柏原: 舞台裏だと報酬点の受け渡しってできないのか
RL: 企業情報使えますし査察身分証行けますよ
化野: 舞台裏だとダメだね、一緒のシーンにいないと
柏原: なるほどです
化野: お、RLからのお達しが出た。いける。
化野: 社会:企業に+3だぞー
露無: あ、じゃあ報酬点一個使ったら普通に抜ける。理性の9足して
RL: おお、行けそうですか
露無: 李の研究を〈社会:企業〉で
露無: おっと場所間違えた
化野: ダイヤは外界だけど大丈夫かー
露無: 企業でダイヤ持ってたはず
化野: うん、だから外界+カードの数字+報酬点+その他諸々の修正になるで
露無: にゃに
露無: そしたらたらぬか色々計算間違えたか!
RL: 企業はクラブ、ハート、ダイヤのどれかで判定ですね
露無: えーとダイヤで判定したつもりだけどこれは計算間違えたか…オオウ
RL: 外界の能力値が5なので、5+8+3+3で19ですね
露無: じゃあ残りの報酬点ぶっこもう2点残ってるから
露無: それで21だ #赤貧の顔で
化野: …李アツシの研究って最高値16でわ?
露無: アッ
露無: 21だとおもってた
露無: 余裕だった!
RL: とりあえずこの判定についてはこのまま21で判定しましょう
露無: 了解
RL: 【李アツシの研究について】
RL: 11:デザイナーベビーに関する研究と臨床実験を試みていたが、倫理的な問題が発覚し、出資の打ち切りが囁かれている
RL: 15:後継のスポンサーにヘイロンが専属スポンサーとして名乗りをあげており、その申し出を受ける予定がある
露無: ヘイロンね
RL: 16:彼の研究の詳細は、胚のDNA情報を解析、書き換えすることによって、人為的な異能を付加した人間を作ることはできるかということであった
RL: 以上です
露無: デザイナーベビーねえ。そうなるとエイジくんは…
露無: 確か敵対企業だったねえヘイロン…非日系グループだったっけ製薬関係の
RL: ヘイロンはどういうところかというと、
露無: (ヨロシサンをおもいだしつつ)
RL: 今回のセッションにお集まりの皆様には「柄の悪いヨロシサン」で通じるところがあると信じております
露無: デスヨネーーーーーー
化野: 中華から来た柄の悪いヨロシサン
柏原: (うなずく)
露無: しかも華僑の
ジャック: ひっでえwww
化野: 出資の打ち切りねえ、千早から出資を受けてたねえ、そんで沖くんの仕事は……
露無: もう華僑って時点でねえド腐れ面倒な案件だね
露無: そうだねえ。そういうことか
露無: 沖が出資を切る判断した理由は倫理的な問題だけだったか、ってところかな…
RL: では、舞台裏処理は終了でよろしいでしょうか?

RL: 次シーンに入る前に【Xランクについて】
RL: Xランクとは、N◎VAで生活していくために必要な市民登録IDを持たない状態です
RL: 今回は社会戦ダメージにより皆さんは冤罪のようなものを着せられ、その罪状により市民としての登録を抹消された状態になります
RL: これにより発生するペナルティは主に【登場判定】に関わります
RL: セキュリティのしっかりした【グリーンエリア】【ホワイトエリア】に登場する際、
RL: 登場判定にマイナス1の修正がつきます
RL: その代わり、未登録市民の掃きだめスラム街に登場する際には、
RL: 登場判定にプラス1の修正がつきます
RL: 次にスラム街で登場したい場合は、通常の達成値に+1されます
RL: ------------
RL: 【ID剥奪状態の解除について】
RL: 今回のシナリオでは、SSSを買収して、貴方たちを不当に陥れた人間を探しだし、
RL: 《真実》を《暴露》することでID剥奪状態を解除できるものとします
RL: 以上です

RL: ◆リサーチフェイズ◆シーンプレイヤー:露無理玖◆
RL: 他のキャストは、露無が呼び出さない限り登場できません
露無: 了解
RL: 露無の前には、テラウェア製の、安いトロンが一台。
RL: あの探偵の話や、自分の調査した情報を総合すると、ここに何らかの情報が入っているはずなのだ
RL: 立ち上げると、パスワードを要求する画面があらわれる。
RL: 電脳に関して多少詳しいはずの探偵でも開けられなかったこのセキュリティを開ける手段はあるのか?
RL: ――ある。
RL: ということで、今露無くんはミヨリの部屋から持ち出したトロンを開けようとしています。
露無: 黙ってPC画面を見つめているよ。基のPCも横で立ち上げて。
露無: 「あの時、はぐらかした質問の答えはね。沖基くん。確かに企業も後輩の君の命も大事なものではあるんだよ。でも。死んだらどうするか。――どうもしないよ。わたしにとって、大切なのはあの子なんだ。悲しむだろうけれど、それ以上はなにもない。君もわたしと同じかな?」
露無: だからパスワードは、沖基でもエイジでもなく、神室ミヨリ と打ち込もう。極めて単純で、簡単なパスワードだ。持ち主は決して忘れないパスワードで、簡単すぎる故に、思いもつかない
露無: 真実を知られたくはない。打ち明ける勇気もないが。何時か明るみに出されるだろうし、自分からいっそ見せてしまえばいいのかもとも思うが。もう少しだけ、悪あがきがしたい。せめて「良きお兄ちゃん」として。今は、まだ。そう。もう少しだけ、だ。
露無: 「足元すくわれそうですけどねえ」
とごちりつつね。きっとすぐに後ろに付いてきていつの間にか真実を明るみに出してしまうに違いないが

露無: 「だから、おれは君のことをとても羨ましいと、どこかで妬んでるのかもしれないな」
RL: 軽快な起動音と共に、パソコンのAR画面が切り替わりました
露無: っと神業《タイムリー》を使用しました、ね!
RL: はーい。
露無: そっと画面を指で撫でるよ。複雑な気分だ。素直にここまで表現できたらいっそ楽だろうね
RL: デスクトップには、ブラウザや音楽プレイヤーやオンラインゲームのアイコンから少し離れて、名前のついていないフォルダが一つあります。
露無: 開こうかね。そっと触れて
RL: そこにあるのは、幾つかの画像データと、「報告書」と「露無先輩へ」いう名前のテキストファイルがあります
露無: 「なるほど。自分が死んだらわたしが来ることを君は考えていたわけだ。断る可能性を考えなかったのかい。…全く」
露無: 両方確認しよう。きっと彼は色々と伝えたかったに違いない。本当の「沖基」個人として。
RL: どちらを先に確認しますか?
露無: ではすみません、報告書からでお願いします
RL: はい、では報告書からですね
RL: 報告書は「案件番号A-18番 援助打ち切りについて」という見出しで始まります
露無: ふむ。研究の件とみて間違いないか
RL: そうですね。ラボの名前や住所、大まかな年間出資金と、調査したアツシの研究内容についての報告書です。
RL: 社内用の文章なので小難しい言い回しをしていますが、基がもっとも問題にしているのは一点
RL: たった一つ、しかし千早の関与が知れたら社のイメージが失墜しかねない一点でした
露無: 目を通そう
RL: 「胎児の遺伝情報を書き換えてデザイナーベビーを作るための「臨床試験」を繰り返し行い大量の「失敗作」を「遺棄」していることが判明した(別添資料参照)」
RL: その「資料」とは、フォルダにある画像データのことです
RL: 幾つものシリンダーの中に収まった、人間になるはずのものたちの画像
RL: シリンダーに充ちていたなにかの液体を抜いてゆく画像
RL: 中に入っていたものを、黒い袋にいれて破棄する画像
RL: 基が資金を打ち切ると判断したのは「倫理的に問題がある」からでした
RL: 報告書の内容は、そんなところです
露無: なるほど。火種どころか千早グループ全体の基板が危うくなるね
露無: そしてこのままだとこれが明るみになる、か
露無: 「小上女史、火種どころか大火災じゃないか」 
露無: 画像を見ても揺らぎはしない。が。きっとこの画像をみたらあの子はひどい顔になるに違いない。――いや、泣きそうな顔でそれでも気丈に真実を暴くに違いない
露無: そして、だ。その出資した企業の――工作員である自分を見て、どう思うだろう
露無: 少し首を振るような仕草をして、もう一つの、自分宛ての文章を読もう
RL: それでは、そちらの文章については全文掲載しますのでお待ちください

【露無先輩へ】
どうも、先輩。
先輩なら、なんとかここまで来てくれると思ってました。ああ、先輩じゃなかったらごめんなさい。まあ、でもきっと先輩でしょ。
報告書見ました?資金援助を打ち切るには充分ですよ。千早のカネを使ってやることじゃない。
とはいえ、お気づきの通りミヨリちゃんが大好きなんで、あの子とエイジくんを守りたい、っていうのもあります。私情を持ち込んじゃいました。
ウチが援助を打ち切れば、間違いなくヘイロンが李の研究を利用しようとする。あいつらが欲しいのは、エイジくんなんです。
あの親子じゃない。だから、二人は引き離されるか、ミヨリちゃんが殺されちゃいます。
で、考えたんすよ。この〈灰色の脳細胞〉フル回転ですよ。
会社とミヨリ、どちらも守るには、オレが死んじゃうのがベストなんすよね。
オレが死ねば、本格的な千早の調査が入るし、あのサイコ野郎どもに殺されて、その死体が出ちゃえばそこからガッツのあるトーキーが食いついてくれるでしょ?
そういえば、先輩のお友達にもそんな子いましたっけ(知らないと思ってました? あんまりオレを見くびらないでください)
トーキーによって研究内容が表沙汰になれば、千早も千早以外のスポンサーも、李を切り離さざるをえない。
なんだったら、この件を、李を買いたがってる連中に引き取って貰ってからアンダカヴァしちゃったって構わないですしね。
この間、先輩に質問しましたよね。これが、俺の答えです。
追伸:メシ食いに行けないのはほんとすみません
追伸2:オレの勝手なお願いなんですけど、ミヨリちゃんとエイジくんのこと、泣かせないようにしてあげてください。あのふたり、笑うとめっちゃかわいいっすよ

露無: 莫迦だね。本当にどうしようもない、莫迦だ。
露無: 「泣かせないようにするなら、一番大事なのはお前が一緒に居ないと意味が無いのにねえ。ホント、」
露無: 「………莫迦はおれも、か」
RL: この情報、どうしますか
露無: そうですねえ。ギリギリまでというか、沖の言うとおり、ヘイロンが李を引き取った時点でアンダカヴァして全てをヘイロンと李に押し付けてからすぐりちゃんに手渡したいな
露無: せめてそこだけは沖の望み通りにしたい。遺志を継ぐだなんて陳腐な単語ではなくて、せめて先輩として、後輩の頼みを――違うね。素の、沖基個人としての願いを叶えてあげたいな
露無: 「わたしもそろそろ覚悟を決めないといけませんねえ。全く、後輩のくせに、先輩に影響を与えるとか……どっちが先輩だかわかりゃしませんねえ」
露無: ではポケットからトロンを取り出して。
露無: 頭の片隅で覚えておいて。いつまで続くか。告げられたことを思い出し。水先案内人め。と苦笑して、すぐりに連絡をしよう
露無: ギリギリの、妥協点。沖の与えてくれた、悪足掻きの仕方もフルに使ってね
露無: 連絡先をタップする指先が震えていたような気がするのは、きっと気のせいに違いない
RL: では、露無くんが呼び出すので、すぐりちゃんは電話越しに登場できます
柏原: はーい
柏原: 『あーっ りっくんりっくんりっくんりっくん! 大変なの!! 大変!!! マジ大変!!!!』
柏原: 電話をかけた瞬間、画面にすぐりの大アップがうつります
柏原: 髪は乾かしかけなので若干もっさもっさしています
露無: ホッとするね。たぶん強張りかけてた表情が気づかれないうちに何時もの笑みに変わって、
「大変なのはこっちもなんだけれどもね、すーちゃん。どしたの?」

柏原: 『りっくん見てないの!? 指名手配されちゃってるよ! ひどい写真で!!!』
露無: 指先の震えが止まる。やっぱり救われる。
柏原: 『ほんっとにひどい! 何考えてるんだろ! 最近の画像加工ソフトすっごいよね!!』
露無: 「指名手配?」 は知らなかったというか気づいてなかったから眼帯の方で確認しようか。
解雇通告というよりも証明しなさいみたいな指令書も来てるのかもしれない

RL: 紫乃からは今のところ連絡も狙撃もありません。事態の裏が取れるまで動かないのでしょう
露無: ちょっと写真を見て吹き出して。そうだね、ってちょっと笑ってから。
露無: 「すーちゃん」 と。呼ぼう
柏原: 『りっくんこんなサル顔じゃないよう。今度かっこいい写真撮って売り込んであげるからねえ……ん? なーに?』
露無: 「真っ暗なものを見て…真っ暗な気持ちになるかもしれない。正直、見て欲しいものじゃない。それでも……そこに光を当ててみたい?」
柏原: 『そうだねえ……』
柏原: 珍しく、ちょっとだけ考えますね
露無: 「見たら誰かが傷つくかもしれない。それでも光を当てて、みる?」
柏原: 『うーんと、ちょっと変なこと言うんだけどね』
柏原: 『この街の人って、みんなお面かぶってるみたいだなあって思うのね。りっくんなんかもさ、いい会社入って、いいスーツ着ちゃって。でも、中にいるのはりっくんでしょ?』
柏原: 『私はそういうの苦手だから、もっとシンプルなのがいいなあって思うの。隠すものがなければもっとわかりやすくて、素敵だなあって』
柏原: 『真っ暗だっていいよ、シンプルでいいじゃない。私は、見てみたいなあ、それ』
露無: ああ、やっぱり。困るなぁ。こんなに簡単に、人の裏側に入り込んでしまうんだ、この子は。そうして、暖かく照らしてしまう。
だから、せめてその足元の影に、なっておきたいんだ。わたしは

露無: 「……うん。そう、だね。すーちゃんらしいや。ちょっと調べたらね、あの赤ちゃんとそのお母さんについてわかったことがあるんだ。
もしかしたら、助けられるかも知れない。だから、今から言う場所で会おう。まだ間に合うかも知れないから」

柏原: 『ほんとにー! うんわかった! 二秒で行く! 待ってて!』
露無: 「待ってるねえ」といつも通りに笑って、電話を切ろうか
柏原: 『ラジャ!』
柏原: (電話の向こうで、「りっくんはほんとに回りくどいなあ」と思っています)
露無: 電話を切って。もう一回だけ笑って。沖の、子どもみたいな笑みを思い出し
露無: 「……莫迦だなやっぱり」
露無: 呟いて部屋を出ようか。最後の悪あがきの前に、望みを叶えてあげないと。一番、大人になれてないのは自分だとせせら笑って
化野: (取り急ぎ登場判定に失敗して手札を回しておくー)
RL: シーンプレイヤーの露無くんは、以上でよろしいでしょうか?
露無: ハイ!
RL: はい、ありがとうございました
RL: それでは舞台裏に参ります。
ジャック: いや、こっちは特になにもしなくても大丈夫ですよ

RL: ◆リサーチフェイズ◆シーンプレイヤー:化野玖璃珠◆
RL: 他のキャストが登場する場合は〈社会:N◎VA〉〈社会:ストリート〉〈コネ:化野〉で目標値10です
RL: レッドエリアに登場するので、皆さんは登場の達成値に+1の修正が加わります
化野: ジャック君は手札回すかい?(登場判定のアレで)
露無: あ、手札回したい
ジャック: 回しとこう。
ジャック: コネ:化野にスペード5を。スート不一致で自動失敗だな
化野: さて露無くんも柏原くんも登場しにくいらしいので。
化野: ひとまず状況がすごい悪化したことだし、一度レッドエリアで落ち合おうってことにした、ということでチームを組むのもありじゃないかなと僕は僕は提案してみたり。
化野: 四人でね!>チーム
露無: 仰るとおりです…
化野: もちろん露無くんに柏原くんが良ければだけど。
柏原: もっけの幸いです
化野: よし、じゃあチーム組もう。これで露無くんも柏原くんも自動登場だ。
RL: 露無くんとすぐりちゃんは手札を回されますか?
露無: 回したいです
柏原: 私は大丈夫です
RL: では露無くん判定どうぞー

露無: ハーイ。では〈社会:N◎VA〉にハートの3。自動失敗です。お財布空っぽになってましたねタクシーに乗れなかった感
化野: ひどいwww
柏原: ww
化野: しかたないなあ僕から手配してあげよう
露無: 報酬点ツカイキッテマシタシ
化野: Xランクだから表向きの口座とか凍結されてるだろうしネー
露無: 貯金ガー貯金ガーー
RL: 化野さんの粋な計らいにより、無事タクシーに乗ることができました!
化野: そんなわけで合流、だ。
RL: よかった!
柏原: やったね!
露無: やったね!
ジャック: やったね!
化野: 僕に感謝したまえ。 #キャラが違う
化野: おいといて。そんなわけで……まあ、直接潜伏場所に伺う前に合流して、情報交換済ませたいね。
露無: そうですね
RL: じゃあ、どこかレッドエリアの適当な廃ビルなどに集合する感じでしょうか
化野: そうだねえ。変な人に目をつけられないようなところを選ぼう。
露無: 合流したら、ええ、伏せて伝えますよ大事なことは伏せて。手短にわかったことだけ。
ここにミヨリがいる、不信に思った恋人が調べたら分かったことがある的な感じで

化野: 「というわけで、その辺りにミヨリさんは潜伏してるわけだ。とりあえず本人に聞いてしまうのが一番だろう、こうなったらね」
ジャック: 「アー……なんつーか、薄々はわかってたけどよ」
化野: 「李アツシの研究」についてはまるまる教えてもらっていいよね?
化野: これはトロン経由の情報じゃないし
ジャック: 「なにやらとんでもないことにクビ突っ込んじまったなあ」
ジャック: 「まあ、いつものことか」
柏原: 「いつものことなんですか?」
露無: スポンサーについてはすでにヘイロンがバックについたのかな。まあこの辺は伏せておいて「研究」については話すよ勿論
ジャック: 「ああ。このくらいのことならまあ、いつものことだよ」
ジャック: さも当然のように答えてから、そういえば彼女はこっち側の人間じゃなかったと思い出す。
柏原: 「すごーい! 私指名手配とか初めて!」
露無: 後ろのほうでちょっとジャックさんを睨んでおこう
ジャック: 「あー、いや。なんでもない、忘れてくれ」タバコを咥えて目そらし
柏原: 「いろいろ教えてくださいね、先輩!」
化野: となると僕視点でわからないことは沖の報告書でしか知りようがない「倫理的問題の中身(失敗作の遺棄)」「沖は自分から死を選んだ」部分か。
化野: 他の情報から、曖昧に推測できないこともないけど。
露無: 遺棄まで教えると出資者まで聞かれそうだしね。それでもまあかなり問題がある、ってことだけ匂わせておけば
化野: いやあPL情報とキャストの情報は時々整理しないとぐっちゃぐちゃになるでな!w
露無: 出資者についてはあとでどうともできるしね
柏原: こっちは、りっくんの態度からなーんかあるなーふふんと思ってる感じですよ
化野: バレテーラ
ジャック: 「……そーいう言葉はアイツに言ってやった方がいいと思うぞ」先輩、という言葉を受けて露無を指差し。
露無: スーチャンニヨマレテイルヨウデコワイデスネ
化野: 「……さて、とにかくだ」
化野: 「あまりぐずぐずしていると先手を取られてしまう。そろそろ向かおうか」
露無: 「……なんでわたしを指差すんですかねえ」
化野: 「ただでさえこちらは後手後手なんだ」
ジャック: 「さーて、なんでだろうね。センパイ?」ま、仲良くやろうや、とポンポンと肩を叩いておこう。……うまくやれよ。
化野: そんな様子を横目に見つつ、(こんなことになっちゃったんだからいい加減諦めたらいいのに)ってふすって小さく溜息。
ジャック: 「そうだな。早いとこ反撃に出ないと、このままじゃマズい」
露無: 「なんのことでしょうかねえ」 ……なんのことだか、さっぱり、わかりません、ね
化野: と、いうわけでミヨリの潜伏先に向かう、ってことでいいかな?
露無: ですね
柏原: はーい
ジャック: OK、早いとこ彼女を安心させてやろう
化野: …安心、ね。
化野: っと、RL。道中で購入判定させてくれ。
化野: というかぶっちゃけ手札回しだけどw
RL: どうぞー
化野: んー、ガイアデックの中古品とか出回ってないかなー
化野: 無理だねえ。(クラブの4)
化野: というわけでお騒がせ。
RL: ジャンク屋には該当の良品はなかったですねー
RL: ということで、ミヨリの潜伏先であり、基の秘密基地でもある倉庫に到着です。
ジャック: セキュリティはどうなってる?
露無: 開けっ放しってことはないでしょうしねえ…
RL: かかっていますが、壊そうと思えば壊せます
RL: 〈ドライロック〉がかかっていた形跡はありますが、それは外れているようです
露無: それって強引に外したかどうか見て分かるかな?
RL: 強引に外したわけではないです

RL: ロックを外して、外したけどかけ忘れたのかかける余裕がなかったのか
RL: 〈白兵〉〈射撃〉〈電脳〉〈制作:ツール〉で判定して達成値10で、元々倉庫についているセキュリティを破ることはできます
化野: んー、電脳はちょっとスートが合わない。
化野: 白兵?無茶いわないでくれ #生命1
露無: は、はくへい…?
ジャック: 俺が行こうか?
柏原: いちお白兵で回せますがー
露無: 一応白兵で回せるか…えーとハートか
化野: 射撃・電脳は理性(スペード)、白兵は生命(ハート)だねえ。
化野: 制作:ツールは多分誰も持ってないと思う
RL: ジャックさんが白兵するならスペードかクラブでも大丈夫ですよ
柏原: りっくんも白兵高いよ!
ジャック: ドア相手に大の男が二人がかりってのもなあ
露無: wwwwww
ジャック: 男と共同作業するのもなんかヤダし
柏原: 初めての共同作業です?
露無: それについては同意見ですけどねえ
ジャック: それじゃ、ドアは俺が。
露無: 共同作業は丁重にお断りしますねえ と。
化野: それが済んだらRL、露無がなんか隠してやがるな、ってのを〈心理〉技能判定で見抜きたいんだけどいい?w
露無: おいィ
ジャック: 生命8+ハート6。余裕だな
RL: RLは別にいいですよ
RL: さすがジャックさん
柏原: おおー
ジャック: ドアの向こうに気配がないことを確認してから、蹴破っておこう
化野: おい気弾撃たれるぞw
露無: えーとそれって対抗できるしゅだん…が…?
化野: 基本的に心理に対抗する技能は「自我」かな。或いはこっちの出したカードのスートの制御値。
化野: 制御値に足すことはできないけど、こっちのだした達成値がそっちの制御値を下回ってたら自動的に失敗になるんよ。
露無: ふむふむ…?
化野: たとえば、そうね。
化野: 判定しちゃった方がはやーいだね? いや隠し事の中身まで見破ろうってんじゃないんだ、なんか隠してるな、ってことだけ判ればいいんだ
化野: 要するに #手札回させて
露無: #アッハイ
RL: #アッハイ
化野: で、僕は〈心理〉をダイヤでも持っているので判定成功。外界と合わせて16。
RL: 制御値ぶち抜いてますね
露無: 抵抗もできねえ!
化野: この場合、露無くんは外界の制御値を見る。
露無: 10ですねえ
化野: というわけで、リアクションの判定を行うかどうかだけど。
〈自我〉=クラブ=感情1 うん。

化野: いらない手札あったら失敗して捨てていいのよ?
露無: 失敗します…ウッ
化野: (こうやって手札を回していくスタイル)
露無: というわけでスペードの3で…
化野: 失敗ね?というわけで僕は(まだ何か話してないことあるなー)と見ておきます。 以上!
化野: というわけでドアが開いたヨー
RL: では、ジャックの重たい蹴りで、ドアは内側に吹っ飛び、風通しが良くなりました。
化野: 「……ジャックくん、もうちょっと穏便に……」
RL: 中は、一応名目通り、廃材や塗料を保管する一斗缶などが一応整理されて積み上げられています
ジャック: 「っと、悪い。これでも一応加減したんだが」
柏原: 「ひゃー」すごい音がしたのでしゃがんでいます
露無: 名目通りねえ。秘密基地っていうくらいだから隠し扉めいたなんかがありそうな…?
RL: 少し注意深く観察すると、巧妙に隠しスペースが出来ている事がわかります。
RL: 積み上げられた資材は角度によって微妙にそのスペースを隠すように配置されているため、一見するとただの倉庫ですが、ここが基の言っていた秘密基地で間違いなさそうです
ジャック: 「なんつーんだっけ。こういうの。ロマン?ノスタルジー?」
露無: ふむ。先に侵入の形跡がないか見ておくべきなんだろうか
露無: 「まあ一度は憧れるものがありますよねえ」
ジャック: ガキの頃にこんな光景の出てくる古い映画を見たなあ、とかぼんやり考えながら
柏原: 「隠し部屋はなかったけど、昔秘密基地作ったよねえ、りっくん」
柏原: 目をキラキラさせています
化野: 「……沖くんが作った隠れ家、と見ていいのかな」
露無: 「そうだねえ。何時も段ボールで作ってたから、雨が降ったら悲惨なことになってねえ」
とちょっと懐かしそうに笑って

RL: ジャックの何気ない一言に、隠しスペースの奥から、女の声がします。
「……ジャック?」
ジャック: 声にぴくり、と反応する。
ジャック: 「……ミヨリか?」
化野: (まだ無事だったか)
化野: ひとまず小さく息を吐いておこう。
RL: 女の声は答える。
RL: 「うん……! ジャック、無事だったんだね」
ジャック: 「ああ、おかげさんでな。そっちも無事なようでなによりだ」
RL: 「あー、うん、まぁね」
RL: ちょっと言葉を濁すように、ミヨリは答えます。
化野: エイジがきゃあきゃあしてそうかな。久々のお母さんに。
RL: そうですね、お母さんの声だ!って喜んでます
RL: そのエイジの様子に、ミヨリの声もいくらかやわらぎます。
「エイジも元気だったんだね。よかった」
ジャック: 「勿論だ。約束したろ?」
露無: ミヨリさんはこっちに近づいてくる感じでは、ないかな。無いのであれば少し警戒して置きましょうか。具体的にはそっとすぐりの前に出ておこう
化野: 「感動の再会に水を差すようで申し訳ないんだけれど」 軽く肩を竦め。
「……僕は、ああ、申し遅れたかな。僕は化野といって、しがない探偵かつジャックの友人なんだけれど。運悪く今回の件に巻き込まれてしまってね。詳しい話を聞きたいんだけれど、大丈夫かい?」

RL: 「今、そっちに行く」
がたんがたんと、なにか倒しながら、ミヨリが壁づたいにこちらに向かって姿を表しました。
柏原: 「りっくん前がよく見えない」
柏原: (うろちょろ)
RL: 現れたミヨリは最後にジャックが会った時の格好です。
また、足を怪我しているようで、他にも擦り傷が所々に見られます
ジャック: ミヨリが姿を見せたのを確認してから、後ろ背に背負ってたエイジを胸元に戻そう
化野: うぐ、手札的に医療できない
RL: ミヨリは、ジャック、化野、露無、すぐりを見回して、不思議な顔をしますが、なにより無事なエイジの姿に安心したようです。
ジャック: 「ははは、お互い随分と色気のない格好だよな」冗談めかして。
露無: ふむ。大丈夫そうなら少しだけずれて様子が見えるようにしましょう
柏原: 「みえた」
RL: 「へへへ」ミヨリは泣き笑いのような表情になって、「あんなに格好つけてたのにね」
ジャック: 「……まあ、積もる話もあるだろうが。悪い、さっき俺のダチが言ったように色々と聞きたいことがあってな。いいか?」
RL: 「わかった。そうする。探偵さんは……? あなた?」化野を見ます。
化野: 「ああ、僕だ。あらためて、はじめまして。以後お見知りおきを」と帽子を脱いでちょっと気取った風に挨拶。
RL: 「神室ミヨリです。どういう話か分からないけど、とりあえず座らせて」地べたに足を投げ出すように難儀して座る。
化野: 「ああ、すまない、気が回らなくて」 うーん医療できない
柏原: 私もできないなあ
柏原: とりあえず、その辺のものを引っ張ってきて背もたれにしてあげましょうか
露無: 見た感じはどうなんだろう。今すぐ治療が必要そうな感じで…?
化野: ……んー。理性の制御判定、してもいいかな。
失敗するんだけど。ちょっと推理に頭がぐるぐるしすぎて気が回ってないカンジで。

RL: 了解です
化野: ダイヤの2で失敗。一応ぱっとみはいつも通りにふるまってるけどちょっと焦れてる。
RL: ちなみにミヨリの治療は、そんなに緊急を要するものではないです。
足はひねったとか、ねんざしたとか、その程度のものです
化野: (……デザイナーベビー。遺伝子操作。露無が口を噤むということは千早が関係、或いはあまりにも血腥く表の住人の柏原に見せたくない。
沖はどういう?後方処理課かそれに近しいのは間違いない、沖はおそらく李の周りを嗅ぎ回っていた。
不都合になったということは千早に知られたらまずいことをしている。千早が金を?ミヨリは協力者、やつらはエイジを狙っている。エイジはバサラ、つまりデザイナーベイビー研究の目的は……)

ジャック: ポン、とクリスの肩を叩きます。
化野: 「…っ」
ジャック: 振り向いたところを、人さし指でほっぺたをつつく。
ジャック: 「へへへ、ひっかかってやんの」
化野: 「うぁ?」
化野: 「……。……っ」RLまた制御判定ー。感情で失敗しとくーwww
化野: というわけでめずらしく顔真っ赤!
RL: どんどんカード回しますね。了解です
柏原: 「かわいい! 化野さんがかわいいよ!」
ジャック: 「らしくねえぜ。オーバーヒートして突っ走るのは俺の役目だ。だろ?」
化野: やりたいことをやれる手札が回ってこないんだよ!!!www
化野: 「……、……それも困りものだけれど。……ごめん、僕らしくないところを見せた」 ふう、と息を吐いて。
化野: 「あと柏原くん、僕にその形容詞は、その……」 帽子で顔をあおいでから被りなおし。
化野: (気持ち深めに)
化野: 「……とにかくだ。話を、聞かせてくれ。……エイジくんのことについて、とか」
ジャック: 「おう。頼むぜ、相棒(バディ)」調子を取り戻したクリスを見て、ニッコリと微笑む
柏原: 「かわいい!」(にこにこ)
露無: 「そうですねえ可愛いですねえ」 と同意しておきましょうねえ にやあってしてるね。
RL: 「エイジのこと?」
化野: 「そう。この子の不思議な力について、とか。『彼ら』がどうしてエイジくんを狙うのか、とかね。……大体のところまでは、こちらでも調べがついているんだけれど」
RL: 「そうか……そこまで、わかっちゃったか」
ミヨリは息を吐くと、ジャックに向かって言います。
「ジャック、エイジだっこしたい」
ジャック: 「ああ」
露無: さて、どこまでミヨリさんが知ってるのかな…
ジャック: 防弾ベストめいたおんぶ紐を外して、彼女に手渡します。
化野: 「申し訳ないけれど、こちらはこういう職業だし……何より、状況が状況なんだ」
ジャック: 「ほーら坊主、待たせたな。ママだぞー」
RL: 「ありがとう、ジャック」
RL: 抱き留めたエイジをあやすように小さくゆする
ジャック: 「言ったろ。ビズだ」気にすんなよ、と続けておこう。
RL: 「エイジのこと、あなたに話すのは、かまわない。でも、そのかわり、エイジの安全だけは、護ってもらいたいの」
化野: 「ああ。……僕もあちらには煮え湯を飲まされたんでね。
フェイトとしての矜持にかけて、その子に手は出させない。というより、あちらの目的は、達成させないつもりだよ」

化野: 「まあ物理的に守るのはジャックくんの役目なんだけれど」
ジャック: 「……それ言うと、いまひとつ締まらねえぞ」右手を頭に当てて。
ジャック: 「まあ、元からそういう約束だったしな。任せときなよ」
化野: 「だって事実なんだからしかたないじゃないか、僕は肉体労働は専門外……
というよりそもそもこうやって足で情報を稼ぐこと自体僕のスタイルからは外れ気味なんだ」 唇尖らせてみせたりしつつ。

ジャック: 「ただまあ、ひとつだけ追加で条件がある。いいか?」
RL: 「条件?」
ジャック: エイジだけ、なんて寂しいこと言うなよ。お前の安全も確保させてくれ。いいな?」疑問形ではあるが、言外に有無を言わさぬ言葉だ。
ジャック:「……今の時代、親のいないガキは辛いぞ」ボソリと。えらく実感のこもった様子で。
RL: 「……うん」抱きしめたエイジに顔を埋めるようにうなずくミヨリ。
RL: 「ありがとう」顔を上げると、ミヨリは決然とした表情に変わります。
ジャック: 「礼を言われるようなことはなにもしちゃいないさ」
ジャック: 「困ってることがあったら助けるのが友人ってもんだ。だろ?」
RL: 「じゃあ、あたしも、探偵さんの話には、ジャックの友達として、正直に答える」
RL: 「ジャックを困らせたのはあたしだしね」
化野: 「……ああ、頼むよ。フェイトが僕の生き様(スタイル)だからね。
それが目を背けずにはいられないほど醜かろうと、目が潰れるほど美しかろうと。真実(それ)を視て、識って、継ぐ。
……告ぐことは、しないけれどね。それは僕の役目(スタイル)じゃない」 と、露無くんに一瞬だけ視線を送り。
化野: 「君たち母子を守るためにも真実は必要だ。……話して、くれないか」《真実》を使用します。
露無: 此方は黙して語らずで。
RL: ミヨリは頷くと、彼女が知っている《真実》を話し始めます
RL: 「李は、最初は普通にお店に飲みに来てたお客だった。そのうち、あたしが子供を欲しがってるって誰かから聞きつけたみたいで」
RL: 「自分の研究に協力してくれたら、出産にかかる負担は全部持つって言ってきた」
RL: 「研究の内容は――最初は、遺伝病を見つけて、それをなくすためって、そんな感じのことを言ってた。あたしはそれを信じた」
RL: 「産まれてきたエイジは元気だったけど、ひとつだけ、なんかおかしいなって思ったことがあって。それが、この子の『ちから』。
ウチはおばあちゃんの代から、物を動かす力はあったけれど、エイジはそれ以外のなにかを持っていた」
RL: 「その話を李にしたら、あいつは、研究は成功した、エイジをこちらで引き取って養育したいって言い始めて」
RL: 「あいつ……李は、あたしたちみたいなバサラを作ろうとしてるの。エイジはその、貴重な成功例だって、そう言ってた」
化野: 「……。」やっぱり、と口の中だけで呟いて、軽く腕組み。
RL: 「あたし頭悪いけどさ、貴重な成功例、ってことはさ、失敗してきたんでしょ? 人の命だよ? 良いわけないって思ったし、エイジを渡したら、二度と、この子に会えない気がして」
RL: 「それで、その時付き合ってた男の子に相談したの」
露無: 母は偉大か。
露無: 黙ったままミヨリを見ていよう。沖はどうしたんだろうね。
RL: 「その子、企業関係のトラブルには詳しいから、って。それから、色々アドバイスを貰って、その通りに部屋を借りたりして」
RL: 「それからしばらく、その子とは連絡が取れなかったんだけど、一昨日ぐらいかな、あたしの家に来て、トロンで作業をして行った」
RL: 「詳しいことは教えてくれなかったから、あたしには、あの子が何をしたのかはわからない。その後、ここのアドレスを渡されて、エイジを誰かに預けて、ここに何日か隠れてろって」
柏原: (こっそりメモを取りながら、ちらっとりっくんの顔を見たり)
RL: 「あとは、ジャックも知ってるでしょ? あんたにエイジを頼んで、あたしはここに逃げてきた。途中で何人かに囲まれたけど、なんとかここまでは逃げて来れたんだ」
RL: ミヨリの知っていることは以上です。
RL: 研究を出資したのが千早だということ、基が千早でどういう仕事をしていたのかを、ミヨリは知りません
露無: 沖は、なるほど。彼女のことを本当に愛していたのだな
露無: これで此方の手札と手段は固まったよ
化野: それが、沖くんか。とは思うけれど、黙っておこう。
露無: あとは沖の望み通りにするだけだ。おれ、はね。
化野: 「……成る程。あとは……これを、ぶちまけてやれば……でも、もう一つ二つ、後押しが欲しいところだ、ね」
ジャック: 「そうか。……話してくれて、ありがとう」
化野: 「うん、ありがとう」
ジャック: 「ついでに贅沢いえば、マーリンの秘密はもう少し早く話してくれりゃよかったけどな」冗談めかして。
RL: 「ううん。あたしにできるのは、きっとこれぐらいしかないから」
RL: 「それは、ほんとにごめん。でも、良い子にしてたでしょ? この子、ジャックのこと好きみたいだし」
化野: 「まあ、実際の超能力成功例が云々、なんて言ったって市井が信じるわけないし、厄介なところに目をつけられるだろうし。君たちの名前や詳細情報は伏せて、
超能力なんて"世迷いごと"を信じて非道な人体実験を行った挙げ句、その成果を奪おうとして僕達を陥れた、ってあたりが公表できるシナリオかな……んん、やっぱり弱いな」

ジャック: 「まあ、この埋め合わせはいずれお前の店で奢ってもらうなりなんなりしてもらうとして」
ジャック: 「クリスの言うとおりだな。まずはそのサイコ連中をどうにかしなきゃあダメだ」
露無: 沖のことは。まだもう少し伏せておくべきか。カタが付いてから伝えた方が、心理的なダメージは少ない、のかもしれない。こういった感情に疎いのでなんとも言えないが。
化野: 「なんにせよ、僕たちもこんな嵌められた状況のままじゃあ身動きが取れないからね。……そこは、柏原くんの人脈をアテにするのがいいかな。誤解を解くために」
柏原: 「任せてください!」と胸を張ります
柏原: 「そこは私の腕の見せ所ですよー。なんとかなりますって!」
柏原: 「たぶん」
RL: 前回露無くんはすぐりちゃんに沖の集めたデータ渡したんでしたっけ?
露無: まだ渡してはないですね
露無: 伝えただけですね口頭で
化野: 「ただ、やっぱり証人一人の証言だけじゃきっとインパクトは弱いよね。
……せめて、絵の一枚ぐらいはないと。……いっそ侵入?ニューロ雇えば……
といっても向こうも馬鹿じゃない、フラッシュアウトして終わりか……」ぶつぶつ。

柏原: 「ねえねえりっくん」と袖を引きます
露無: 「………うん?」と小首を傾げて。
柏原: 「りっくんさあ、なーんか秘密にしてない?」
露無: 「なにも」 
露無: 「なにもしてないよ、すーちゃん」 
柏原: 「ほんとに? 化野さん困ってるよ? 私も困るなあ。ソースがまだ弱いし……」
柏原: というところで、《交渉》で判定してもよろしいでしょうか
露無: お…う?
柏原: りっくんにトロンのデータを出してもらいたいと思います!
柏原: 全部じゃなくてもいいです
露無: (手札とか回すならどうぞー)
柏原: ハートの10で達成値14になります
化野: ハートとなると生命の制御値だな。露無の生命制御は12か。
露無: ハートは確か白兵にも使えるんですよねえ
化野: いや、制御値はカードとは関係ないよん
露無: おっと
露無: そしたら自動的に失敗か
化野: で、もし抵抗したいなら、適切な技能とそれに合わせたカードを出して判定する、ってことです
RL: 露無くんが抵抗したいなら〈交渉〉で対抗かなあ。〈交渉〉自体が特に対決に使う技能ではないですし
露無: いや。うん、ここは抵抗しないでおこう
露無: 色んな意味で潮時だねえ
露無: 少しだけ間を開けて、口を開こう。
露無: 「………すーちゃん」
柏原: 「はあい」
露無: 「正直、おれは、見てほしくないと思う。すーちゃんだけじゃなくて、化野くんや、そっちにいるおかあさんにも見ては欲しくない」
化野: 「……。」
露無: 「ソースは確かにある。あいつが手に入れた、ワイルドカードがね。でも、そっちのおかあさんが言っていたよね? "失敗"もあったんだろう、って」
RL: ミヨリはエイジを抱く手に、少し力が入っているようです
化野: 「……まさか」
露無: 「それでも、見る?」
柏原: ミヨリとエイジに目をやってから、りっくんの顔を見上げます
柏原: 「見る」
化野: 僕はさっき言ったからね。どんなに醜くても真実なら見なくては、って
ジャック: 「どうする?」エイジを抱くミヨリに。嫌なら見なくていいんだぜ、と含みを持たせて。
柏原: 「だって、私たちもう散々ひどい目に遭ってるんだよ? 武器があるのに見ないなんてさあ」と頬を膨らませますね
化野: 「……ミヨリさんは、見る必要はないと、僕は思う、よ」
RL: 「あたしは……今、ちょっと無理。ごめん、ジャック」
ジャック: 「いや、こっちこそ悪い。確かに、見る必要ねーよな」子供の教育にも悪そうだしな、と冗談を交えて。聞くまでもないことだった。
化野: 「うん、賢明な判断だと思う。……僕は、言うまでもないよね?」
露無: 「好きにするといいさ。おれも彼女には見せたくはないね。それが彼の望みでもあると思うしね」
露無: と、クリスには返して
露無: 「うん。……そうだね。すーちゃんはそういう子だ」
柏原: 「そうだよー。私は変わんないよー」
柏原: 腕組みとかしながら
柏原: 「りっくんもね、嘘つく時の癖、変わってないもんね」
柏原: 「こうねー、片目をきゅっと細くするの。眼帯なんかしててもすぐわかっちゃうんだからね!」
柏原: と、背中をばしっと叩きます
柏原: 「さ、早く見せて見せて!」
露無: 苦笑して。変わってない。本当に。
だから、せめて、と。声を潜めて、彼女がどれほど、沖のことを想っていたかは自分には図れない。
それでもなお、笑顔で居てほしいと望んでいたのであれば、と配慮して

露無: 「沖基が、命がけで手に入れた写真だよ」
露無: と、件の写真を。
露無: 手渡しましょう
化野: 写真データの送受信かな。
露無: 写真のデータだけね
露無: (だったら千早云々はしられないはずだ)(とおもう)
RL: ミヨリの顔が少し険しくなってますよ
化野: うん。それ関連は続報のときにでもアンダカヴァればいいと思う。具体的にはエンディング
露無: うん。だから沖くんはあくまでも写真のデータを手に入れたから殺されたと匂わせたよ!
RL: 「基くん……死んだの?」
化野: そこは僕は黙るよ。僕から告げることじゃないし
露無: 聴こえたか。或いは気づいた、か。
ジャック: 受信したデータと、露無の言葉を受けても表情は崩さない。
露無: 「…………。」
柏原: (写真を見てだんだん顔が青ざめていってます)
露無: 「笑うとめっちゃかわいい」
露無: 「あいつはそう言ってましたよ。神室ミヨリさん」
化野: 写真データに目を通し、……軽く目を伏せてから瞼を上げ。
「インパクトは十二分、だね。これなら、この街でも緊急ニュースとして通用する」

RL: 「……基くん」呆然と呟き、ミヨリは押し黙ります
ジャック: 「ひとつ質問があるんだが」
露無: 「………ええ」
ジャック: 「証人は必要か?」勿論、李の側のって意味です
化野: その辺どうだろねRL。
露無: 李には余計なことを喋っては欲しくはない、なぁ
化野: ま、僕らの冤罪を晴らすだけの《暴露》なら、さっきの筋書き+その絵で充分だとは思うけれど。
RL: そうですねー。李側の味方ゲストをぶん殴るのは全然構いませんよ
化野: 殺してもどうとでもなると思うね。それこそ死人に口なし。アンダカヴァもあるしさ。
この災厄の街では弱肉強食が美徳なんだよ。
……そんな街で、弱者の味方をするのがフェイトなんだけど、なんてね。

露無: 冤罪を晴らすだけなら、ね
露無: 「必要はありません」 
RL: 李アツシとその味方ゲストについては、戦闘の結果死亡しても問題ありません
ジャック: 「そうか。それを聞けて安心したよ」
露無: 死人に口なし。――何かを犠牲にしなければ真実は打ち消せないだろう。
化野: 「やることは、決まったね」 と全員を見渡して宣言する。以上かな。
一応シーンプレイヤーだからシメるよ!

RL: では、このシーンはここまで!

RL: ◆リサーチフェイズ◆シーンプレイヤー:柏原すぐり◆
RL: シーンには引き続き、全員登場です
化野: バラける理由もないしねえ
露無: ねえ
柏原: きんちょう!
RL: このシーンでは、すぐりさんに《暴露》を使用していただくためのものです
柏原: はいっ
RL: 露無くんからデータを貰って、さすがにちょっとショックだったご様子ですが今はどんなかんじでしょうか
柏原: 大丈夫です! 外で吐いてきたからもう元気!!
化野: 吐いてるゥー
RL: 大丈夫じゃなかった
露無: 背中さすってあげたい…
柏原: 元気ですよ!!
ジャック: そりゃあの写真はなあ
ジャック: りっくんは後で食事とか奢って埋め合わせしよう(提案)
露無: ですねえ
柏原: お肉はいらない(注文)
RL: さて、すぐりさんの当初の目的は、デュラハンの正体を探ること、その背後に事件があるならば報道すること、ということでした。
化野: まあ、見る、といったのは柏原くんだからねえ。
でも露無くんが背さすりにいきたそうなら飲料水手渡して送り出してあげようねえ。

化野: ま、そんなこんなでのあとだけど。
ジャック: すぐりちゃんには軽く気遣いの言葉だけ送っておこう。……彼女の守護騎士は俺の務めじゃないだろうし、な
柏原: 「だいじょぶですよ! 見るって言ったの私ですもんねー(ふらふら)」
露無: 黙って背中さすってるよ
柏原: 胃酸おいしいです
化野: #アカン
露無: 「すーちゃん、大丈夫じゃないでしょ」
柏原: 「大丈夫だもん!」
柏原: ぱっと立ち上がります。
柏原: 「だってここからが私のお仕事でしょ!」
化野: 「報道者(トーキー)、だねえ」
ジャック: 「頼りにしてるぜ、記者さん」タバコをぷかぷかしながら。
柏原: 「オッケー!」
柏原: では、結城あやさんに通話をつなげます
RL: あやさんはすぐに連絡に応じますよ
RL: 「ちょっと、あなたがニュースになってどうするのよ!」
柏原: 「ひゃあ! こ、これから説明しますって!」
RL: 「まあ、おおかた立ち回りがまずかったってところでしょ? あなたに仕事の為の不法侵入以外ができるとは思えないもの」
RL: 「それじゃあ、説明してもらおうかしら?」

柏原: 「全然言い返せないですけど、えっと、掴んだ獲物はでっかいですよ!」
柏原: 李の非道な研究、デュラハンの身元、どうも研究に探りを入れて殺されたらしいこと、
善良な自分たちも悪辣な魔の手にかかりつつあること、などをつらつらと述べます。

柏原: あと、取材データと画像も転送しておきますね。
化野: すくーぷ、すくーぷ。
柏原: 「画像は見るの気をつけてくださいね!」とか注意する
RL: 受け取った取材データと画像を確認します
RL: 「なるほど……ねぇ。これはなかなかのネタになりそう」
柏原: 「なるたけ急いで電波に乗せちゃってもらえません? 私達大迷惑してるんですよう」
RL: 「いいわ、柏原すぐり記者。けれど、ひとつ教えて。あなたはこれを、どういう意思を持って、どう風に《暴露》したいの?
やりようによっては、あなた自身にも危険が迫るし、誰かが不幸せになるかもしれないわ」
柏原: 「私は……」と口をへの字にして一呼吸置きます。
柏原: 「人が隠し事して、嘘をついて、弱い人にひどいことして、そんで裏でニヤニヤ笑ってるの、嫌なんです。
今回だって。見ちゃったから、もう我慢できないんです、私」

柏原: 「沖さんもだけど……あの画像の子たち。生まれてこられなかった子たちのために、お願いします。結城さん。全部、暴いちゃってください」
柏原: まくし立ててから、ぼろぼろ泣いてることに気がついて頬を拭います
RL: 「……わかったわ。わかったから、しゃんとなさい。あなたはこれから、この街の暗いところに当たった光を、人に伝えるんだからね」
RL: 電話の向こうで、結城は優しげにそう告げます
柏原: 「わかりましたああ」
RL: 《暴露》を使用する場合は、この神業で、「なにを」「どのように」伝えるのかを宣言してください。
その内容がそのまま、チャンネル99で速報としてオンエアされます。
柏原: 「李の研究所で超能力者を生み出すと称して非道な人体実験が行われていること、
それを探ろうとした人間が被害に遭っていること、一例が例の事件のデュラハンで、正体は千早重工の社員であること、
自分たちも被害に遭い、謂れのない迫害を受けていること」を《暴露》します

RL: では、チャンネル99で結城あやが直々に報道フロアからニュース速報を飛ばします
RL: 「先日インペリアルパークで発見された男性の首が切り落とされていた変死事件について、
RL: 当局の記者が独自に入手したスクープをお伝えします」
RL: と、すぐりさんのニュース記事を画像を交えながら紹介していきます。
RL: 「なお、SSSによってこの事件を取材していた柏原記者を始め、数人に不当な手配がかかっているようです。
この様なことがN◎VAの警察機構で日常的に起こっていることについても我々は強い抗議の意を示すものです」
RL: 《M&A》の社会戦ダメージ〈ID剥奪〉の解除条件であった
RL: 《真実》の《暴露》が行われましたので
RL: 皆様の社会戦ダメージは治癒され、IDが復活しました
柏原: やった!
化野: よし!Xランク脱出!
露無: ヤッター!
化野: NIKに連絡しておこうw
ジャック: よし!
ジャック: こっちもナイトワーデンに連絡だ
化野: 「まあよくあるよねー」「ねーってことで登録復活よろー」って感じになりそうだけどねこっちは!w
露無: よくあるんだ!?w
柏原: 「見て見て! 私がんばったよー!」
化野: フェイトなんてそんな職業さね……。
柏原: アイメイクが落ちるよー
化野: (哀愁)
ジャック: うげ。こっちはもう解雇通知取り消しのメールが来てやがった。定型文で。
露無: 「そうだねえ。さすがすーちゃんだ」
ジャック: 調子のいいこった
化野: www
露無: こっちは何も来てないんじゃないかな!
化野: せやろなw
柏原: 「えらい? えらい? がんばったよ!!」
露無: なにもこなかったからな!w
化野: 「……さて」 あ、購入判定してもいいかな?シーン変わったし
RL: し、しんらいのうらがえしです!
RL: どうぞです
化野: 信用でーダイヤでー
化野: 報酬点2点使用して
化野: 「霊斬符」をちょちょいとな。ここで手に入れるのはさすがに不自然だから前もって手に入れていたことにさせてもらおう
化野: 6+報酬点2+ダイヤの4。目標値12を達成。
化野: マイナーアクションで使用することでそのメインプロセスで行う物理攻撃で与える肉体ダメージに+3できるマジックアイテムだ。
しかも使用に制限はないぞ。ウェットだろうがマキナだろうが使えるぞ。

RL: なるほど、譲渡用ですか
化野: YES
化野: というわけでこれを露無くんに渡しておこう。露無くんはマイナーにやることなんもないからな。
露無: おっと
露無: ありがとうございます
化野: 「……露無くん。これ」 と……そうだな、形状は符より数珠にしよう。
化野: 「御守りだよ。……あっちも黙ってこの状況を見過ごすほど馬鹿じゃないだろうから、ね」
化野: ウィンク。
露無: ちょっと奇妙な顔になって受け取りましょう。
露無: 「…それは、ありがとうございます」
露無: 「あなたも」 と。さっきの写真のことに対してちょっと申し訳無さそうに眼を伏せておこう。
化野: ま、フレーバーとしては使うべき時が来たら自動的に発動するみたいな感じで。
ルール的にはしっかり君が使うって宣言してくれないと使えないからそこは注意な!w

柏原: 「りっくん! 私からもこれあげる!」とポケットに突っ込んでいたチョコを渡します
化野: 「ん?なんのことかな?…ほら、君のお嬢さんがお呼びだ」 くすくす。
露無: ふむふむ
露無: 了解了解!(宣言大事
露無: 苦笑して、すぐりの方に行きましょう
露無: 「チョコはすーちゃんの大好物でしょ。わたしにあげていいんですか?」
柏原: 「いいのいいの。これ半年くらい入れっぱなしだったやつだし」
露無: 「えぇー…。悪くなってないかなぁ、それ」
露無: でも受け取っておきましょう
柏原: 「私からもなんかあげたくなったんだもん!」
柏原: ぽんぽん背中を叩きますね。
柏原: 「あとひと踏ん張りだよー。がんばろうね、りっくん!」
露無: 「わたしも飴でも入れておけば良かったですねえ」
RL: あと、他になにか判定しておきたいひとはいますか?
化野: 「さて。……やっこさん、どう出てくるかな?」 僕は他には特にはないよ。
ジャック: あー、じゃあこっちも購入判定いいですか?
露無: こっちはいい、かなぁ 手札的に…
RL: ジャックさんどうぞー
ジャック: 外界3+信用判定で、購入するのは犬牙。使うカードはダイヤJで。
ジャック: こっちもここで用意、ってちょっとおかしいから演出的には予め準備してたってあれでよいですかね?
RL: そうですね。ここに来る途中のあの別宅で準備してた中にあったって感じでしょうか
ジャック: 代用品ルールでタバコに偽装した針状の暗殺用ナイフってことにしてもいいですか?
RL: OKですよー。ただし隠匿レートとかはそのまま使用しますのでご注意くださいね
化野: ずいぶんごつい煙草だなあw
ジャック: 了解。
ジャック: いやいや、ちゃんとタバコ程度のサイズだよ。ただちょっと不自然な切れ込みとかあるというか、機械的すぎるだけで
ジャック: ちょっと不自然というか、見たことないような銘柄のタバコをシガレットケースから取り出して咥えておこう。
ジャック: 「なに、どう出てきたってやることは変わらねえさ。だろ?」以上で。
露無: 遅くなりましたそしたら購入判定しますー。外界+5でダイヤの7の12で
露無: インナーア―マーを
露無: たぶんまえからきてました
RL: はい。これも事前に準備していたんだっていう体ですね
RL: では物を買いたい(手札を回したい)方は以上ですね
化野: うぃ!
柏原: はーい
ジャック: はい
露無: ハーイ
RL: では、すぐりちゃんにこれ以上やりたいことがなければシーンをしめて、RLシーンを展開しようかとおもいます
柏原: はい、じゃありっくんにチョコ渡してにっこりしたあたりでOKです
RL: では、このシーンは終了で

RL: ◆ルーラーシーン◆シーンプレイヤー:XXX◆
RL: そのスクープがチャンネル99で報道される、300秒前。
RL: 隅田川を渡り、一台の車がスラムへと滑るように入ってきた。
RL: リムジンめいた内装の後部座席には、二人の男が対面で座っている。
RL: 片方は、派手なスーツを着た夏系の男。もう片方は……あまり特徴のない男だ。強いて言うなら、気の弱そうな、おどおどとした態度が印象に残る。
RL: 「入金は済んでる。これで、お前さんは俺達の家族だ」
RL: 派手なスーツの男は、横柄な態度でそう告げる。
RL: 気弱そうな男は、座席に腰を下ろしたまま、深々と頭を下げる。
RL: 「ああ、ありがとうございます。これで、私のラボは息を繋げます」
RL: 「ただ」
RL: 「なにか?」
RL: 派手なスーツの男が、その目を少し細めた。
RL: 「こちらの条件と、多少の食い違いがあるのは、認めるよな?」
RL: 「そ、それは……! それは確かに、おっしゃるとおりです」
RL: 悲鳴に近い声で謝罪する、気弱そうな男。
RL: 「で、ですが現在の所在は把握しておりますので、本日中には結果を出してみせますので!」
RL: 「そうか。それじゃ期待して待ってるとしようか。お前さんの作った成功例ってやつがないと、うちのボスも納得しないんでな」
RL: それだけ言い残すと、派手なスーツの男は、車内から消えた。
RL: ホロ通話の相手が回線を切ったことで、気弱そうな男は長い安堵の溜息をついた。
RL: 「存外しぶとい人達でしたが、1カ所に集まってくれればこちらも対処が楽で、良いですね」
RL: 気の弱そうな男は、前の座席に座る男女に声をかけた。
RL: 「ではお二人とも、クライマックスですよ」
RL: ルーラーシーンは以上です

RL: 手札回したい人もいらっしゃいませんか?
柏原: 私はだいじょぶです
ジャック: 回したく。
RL: ではジャックさん判定をお願いします。購入ですか?
ジャック: おう。信用+外界3でバンブルビーを購入しよう。
ジャック: カードはクラブ8。スート不一致で失敗。
RL: 格好良いバイクですよね
RL: ただし買おうと思ったけれども買えませんでした
ジャック: 秘密基地に置いてあったエアロバイクを拝借しようとしたけど、厳重なロックをかけてたので云とも寸とも言いませんでしたとさ。
化野: wwwww
RL: さすがにエイジくんの教育に悪いwww
露無: 沖くんのやめたげてよお!
化野: #おまわりさんこっちです
RL: えーとジャックさんが購入判定に失敗して、以上で舞台裏は終了ですねー?(笑いをこらえているよ)
化野: ですねー
露無: オッケーです
ジャック: ですね
柏原: でーす
RL: ジャックさんムーブが可愛すぎるよ! ずるいよ!
RL: では、ちょっと休憩で、次はようやっとクライマックスフェイズに突入です!
化野: わーい!
柏原: わー
露無: やったー!
RL: 最初に言っておきますがRLは手札の管理とか戦闘の処理とかで、おそらく今まで以上にあたふたすることと思います
RL: おてやわらかにおねがいいたします
化野: ですよね
化野: アーイ
露無: そのしんぱいはむしろわたしだ!
露無: (ドヤ
柏原: われもわれも
RL: 面倒になったら強引に神業で終了できるぐらいのアレなので、よろしくおねがいいたします

RL: ◆クライマックスフェイズ◆全員登場◆
RL: キャスト、神室親子は共に登場しています。
RL: 先程すぐりが《暴露》を使用したシーンからの続きです
化野: 「……そろそろおいでなする頃合いかな?」
RL: なんの前触れもなく、一台の車が倉庫の壁面をぶち破って突入してきます。
化野: 「おおっと」帽子を押さえて飛び退こう。ひらーり。
露無: こっちはすーちゃんの前に行きますよ
RL: 車両は爆発炎上! その煙に紛れ、飛び出したNPCが《不可知》を使用し、ミヨリをかっさらいます
柏原: 「ぎゃー!」りっくんの上着を掴んだり
ジャック: 「おーおー、随分ド派手な登場ですこと」
露無: チッ爆死すればよかったのに
化野: ありゃあ
RL: 「こうした映画のような演出は、この二人たってのご希望でして……げっほげっほ」
露無: 「締まらないなァ」
RL: 若いロングコートを羽織った美丈夫に護られて立ち上がったのは、気の弱そうな雰囲気の男でした。
化野: ミヨリさんがかっさらわれてもたけど……まあ、取り返せばいいのよね #目には目を #神業には神業を
RL: 「どうも、李アツシと申します。初めてお会いする方も、なんにんかいらっしゃるようですね」
化野: 「や、先日ぶり」
RL: その後ろで、「離してよ! この!」と暴れるミヨリと、その喉元に腕から飛び出したシャドウソードを突きつけるアフロにサングラス、ライダースーツの女。
RL: 「先日はどうも。成功報酬は後ほど振り込ませていただきますよ」
化野: 「いやあ……それはちょっと先走りすぎじゃないかな?」
露無: ロンリーハーツか…。
RL: 「そうでしょうか? こちらには交渉の余地があると見ているんですが」
ジャック: 「交渉、ね」タバコを咥え、やる気なさげに。「どういう話だ?」
RL: 「わたしの方にも事情があるんですよ。この研究はとても価値のあるものになるという確信があるんです。
それが、ようやく結実した。それに、この技術を必要とする企業もいるんです」
RL: 「その貴重なサンプルをこちらに引き渡していただけないでしょうか」
RL: 「そちらの神室ミヨリさんと交換です」
ジャック: 「……それで?俺たちにメリットは?」
RL: 「……金銭と安全ではご不満というお顔ですね」
化野: 「価値、ねえ」
RL: 「私としてはできるかぎり譲歩しているんですよ。この場で、神室ミヨリさんを殺害した上で、貴方たちも居なかったことにしてしまえばいい。
後始末は、スポンサーがしてくれるはずなので」
RL: 「だ、そうだ。ハニー、もう少しステイしていなさい」アツシの隣に立つ美丈夫――レイモンドが、振り返ってマーサに言います。
化野: 「……君たちの乗ってきたリムジンは、今時DAKもついてない見た目だけ立派なCD(ボロ)なのかい?」
化野: 「それとも今時手動運転のヴィンテージなのかな?」
RL: 「……?」アツシは小さく首をかしげます
化野: 「ポケットロンからでも確認できるはずさ。ウェブのニュースをバディに聞いてみるといいよ」
RL: アツシは「妙な動きはなさらないでくださいね」と念押しして、ポケットロンのウェブニュースを確認します
RL: 「……これは」
RL: 苦々しい顔。
化野: (今だよ、という顔)
柏原: 「ふっふっふー! お前らの悪事は既に、は、白日のもとに晒されているのだぞー」(りっくんの背中の陰から)
ジャック: クリスが作ったスキに乗じて、何気ない動作で咥えているタバコに手を伸ばす。
RL: 「どうやら……私は非難されているようですね」
ジャック: RL,<不可知>発動したいと思います。OK?
RL: OKです。目的はミヨリの奪還ですか?
ジャック: イエス。
RL: わかりました。演出どうぞ
ジャック: タバコに偽装されたパッケージ部分を引き抜き、飛び出た短針(犬牙)を李に向けて投げつける。
ジャック: もちろん、これは囮だ。防がれるだろうさ。
ジャック: 同時に、残ったパッケージ部分が地に落ち、煙を噴出して視界を遮る。
ジャック: 煙と投擲針で数手反応が遅れてるうちに、ミヨリを拘束してるマーサを殴りつけて彼女をこっちに取り戻そう。
ジャック: 「それじゃ、交渉の続きと行くか?」
RL: 「クッソ! あたしがこんな簡単に獲物を横取りされたのは初めてだわ!」
「しかし……ミスター李、穏便に交渉するカードはあちらから破棄されてしまったようですよ」
化野: 「穏便?」 はっ、と嗤う。
RL: 「探偵さん、そちらは神室ミヨリさんが依頼したカブトの方、先程の小さいお嬢さんはトーキーと見受けますが……
あなたは……千早重工の方ですか。【彼】の後任人事だとしたら千早もしつこい話ですね」李は続けます。
「なぜそこまで、貴方たちはこの街のルールからはみ出して生きるのでしょうね? この街を動かすのは、金銭と、権力と、欲望ですよ?」
化野: 「――どうして僕がここにいると思う?
 本来、事件という縺れた糸や難解なパズルを眺めてゆっくり解き真実を探るのが僕のやり方だ。
 足で情報を集めて回り、挙げ句にこんな場に立つなんて、僕のスタイルじゃない。
 そんな僕が、どうして、ここにいると思う?」

化野: ぐ、と帽子を深めに被りつつ。
露無: 鼻を鳴らして応じよう
露無: 「なんのことだが さっぱり わかりませんねえ」
ジャック: 「そんなもん知ったことかよ。俺を動かせるのは俺だけだ」
化野: 「僕はね。怒っているんだよ。李アツシ」
化野: 「身元を伏せて偽の依頼を寄越した挙げ句、冤罪でお尋ね者にされたことに?
 違うね。
 それは業務上の信用問題であって、僕個人が怒りを覚えることじゃない。
 非人道的な実験を繰り返したり、この母子を引き離そうとしていることに?
 それも違う。
 この街でそんな義憤を抱き続けられるほど、僕はタフじゃない」

RL: 「残念だ。私は貴女のことも高く評価しているんですよ探偵さん。
貴女のあの「能力」非常に興味深い。是非、次の検体に貴女を使いたいぐらいです」
化野: 「――僕はね。
 単純に、この超常の力を、その力を持つ子を玩具にしている君たちに怒っているんだ。
 支配して隷属させて思うがままに操作できる、そんな思い上がりに怒っているんだ」

化野: ぎら、と帽子の下から、怒りに燃える眼が覗く。
柏原: 「変な隠し方ばっかりするから、私みたいなのが嗅ぎつけて出張ってくるんでしょ! 私を動かしたのはそっちなんだからね! 李さん!」
また背中の陰からきゃんきゃん吠えておきます

化野: 「この怒りを理解してもらおうとは思わないよ。
 君たちに理解できるとも思わないし、理解されたくもない。
 ただ――僕がどれほど怒っているのか。ソレを思い知らせてやることだけはできる。」

化野: ペルソナを変更する。フェイト◎●から、フェイト●,マヤカシ◎へ。
化野: 「摩耶蠍<マヤカシ>としての玖璃珠<僕>の名にかけて。
君には二度と安らかな眠りは訪れないことを宣言する。
永遠に永久に、五色の悪夢を視続けろ」

RL: 「……交渉は決裂のようですね」
李は心底残念そうに溜息をつきました。
RL: では、カット進行です
RL: ◆カット進行◆
RL: 戦闘に入ると、行動の順番は「CS(コンバットスピード)」の高い順に処理されます。
RL: 戦闘の大まかな流れは以下の感じになります。
RL: 1・セットアップ(アウトフィットやスタイル技能の使用ができる)
RL: 2・イニシアチブ(行動順の決定)
RL: 3・メインプロセス(具体的な行動)
   →ムーブアクション(移動)
   →マイナーアクション(アウトフィットの準備、技能、サイバーウェアの使用)
   →メジャーアクション(スタイル技能の使用、攻撃など)
RL: 4・クリンナップ(カット終了)
RL: みなさんはAR(アクションランク)が1あるのですが、これはメジャーアクションを行うことで消費されます。
したがって、メジャーアクションを行ったキャストは、カットが終了するまでメジャーアクションが行えません。
RL: ただし、すぐりちゃんの〈盾の乙女〉など各種スタイル特技で融通が利きます
RL: ざっくりと説明するとこのような感じになります。
化野: エンゲージはどうなってるかな?
化野: (マップタイルを作り直す構え)
RL: エンゲージは、アツシとレイモンドが「遠距離」で、マーサが「近距離」です
化野: あとトループがいるのかこれ
RL: です。トループも近距離ですね
RL: なんだかんだ言ってこっちもやる気だったということです
化野: 僕らはひとかたまりかな?
RL: はい。みなさんはひとかたまりで、同一エンゲージです
化野: コレデヨイ
化野: 至近がちょっと広くなってるけど混戦になりそうだから広げただけだよご留意してね!
RL: りょうかいです、助かります!
化野: 念のためこっちでも位置整理。
キャスト達-マーサ・カタナトループ-(空白)-李アツシ・レイモンド

露無: ふむふむ
RL: あと、敵ゲストはキャストの移動を妨害しようとしてきますので、
同じエンゲージに入ったら、他のエンゲージに移動する際は〈運動〉で対決していただくようになりますね。
化野: ほいほい
RL: あとは、今の時点で「わかんないよー」とか「ここどうしたらいいのー」とか、ありますか?
RL: だいじょうぶでしょうか?
ジャック: こっちは特になしです
柏原: やってみてからかな
露無: たぶん大丈夫
RL: りょうかいです! では
RL: ◆セットアッププロセス◆
化野: ここもCS順に解決だよね。
RL: そうですね。なのでイニシアティブ表の順番で処理します
RL: まずは、すぐりさんです。
柏原: はい、閃鋼使用してCSに+6します
RL: 了解です、これですぐりさんのCSは15ですね
RL: 次はジャックさんです
ジャック: こっちはセットアップに動くようなもの一切ないからスルーで
RL: はーい。では露無くんどうぞ
露無: こっちもないのでスルーで
化野: いやあるよ!
化野: タイプXがあるよ!
RL: いや、あなたにはタイプXが
露無: アッあった
露無: そうだった
露無: タイプXを使用します
露無: CS+2だ
RL: では、こちらはマーサが動きます
RL: セットアップで〈縮地〉を使用します
化野: 【CS】に+[使用者の【生命】]、か
RL: ダイヤの8+外界の能力値が4あるので、12で成功
RL: CSが+9されます
化野: oh…ハヤーイ
露無: oh
ジャック: あっ
RL: 次はレイモンドですが、彼はなにもしません
RL: 化野さんですねー
化野: 〈陣頭指揮〉。
化野: カット終了時まで【CS】+[判定に使用したカードの数字]。1/場
だからこのカット(このターン)だけ早く動ける。

化野: 出すカードはこれ。ダイヤの10。
化野: 陣頭指揮はダイヤでのみ持ってる。目標値10は外界6を足すまでもなく成功。更にCSが10アップ。
RL: 化野さんが一番早いのか
化野: CSが同値の場合RL裁定なのよねのばっくす
RL: 今回はキャスト有利で進めます
化野: 了解。じゃあ僕が最初に動ける、と
RL: で、アツシは〈弱点看破〉をマーサに
化野: 出たよ支援系タタラ
化野: マーサの攻撃力が上がるぞォーッ!
露無: やっぱ支援か―
RL: ダイヤの5+外界7=12で成功
RL: 〈弱点看破〉4LV取得しているので、マーサが与えるダメージは8点増えます
RL: 最後、カタナトループですが
RL: 〈ハヤブサ〉の判定に失敗します
化野: 手札ェ…
RL: クソみたいな手札だろ……RLなんだぜ……これ……
RL: セットアップの処理は以上です
RL: ◆イニシアチブ◆
RL: これは行動順の決定ですが、イニシアティブ表に準じますので
RL: 化野さんからメインフェイズどうぞ
化野: では。
化野: ムーブ、後ろに下がれる?>RL
下がれるなら一歩下がるし余裕がないならその場に留まる。

RL: 後退はOKです
化野: んじゃ一歩下がる。
化野: ぜったい範囲攻撃やってくるもーん もーん
化野: マイナー。スリーアクションを起動(キック)、L2M、ディープスリートをキック。
マイナー自体は特に何もしないんだけど、魔術具でも準備しなおすか。ペンデュラムから古ぼけたワンドに。(特に意味はない)

化野: L2Mによりこのメインプロセスに行う〈心理〉判定達成値に+1。
ディープスリートによりこのシーン間与える精神ダメージ+3。

化野: で、メジャー。
化野: 〈心理〉+〈サイコロジー〉+〈幻覚〉+〈知覚〉、シャープアイつき。
化野: カードはクラブのQ。達成値は基礎が13に+10なのでレギュレーション上の達成値上限に達して21。
化野: あ、対象はマーサで。
RL: 了解です
RL: 21なぁ……
RL: わかった、リアクションで失敗しますのでダメージください
化野: 制御値選択で失敗でいいのかな
RL: 〈自我〉でリアクションしますが数字が足りないので失敗
化野: となると達成値が0になっちゃう?
化野: (そちらのリアクションの)
RL: はい
化野: うん、なら
化野: ダメージカードは5
化野: 基礎ダメージは諸々含めて6、+10、+[差分値ダメージ]
化野: ちがう+5だw
化野: 11、+差分値ダメージなので
化野: 32点の精神ダメージですが生きてます?
RL: せっかくなので演出をください
化野: じゃあ
化野: 「――ロンリーハーツ、だっけ?」
化野: 「心臓を抉り、首を切り落とされる」
化野: 「一度、それを味わってみるといいんじゃないかな。――其の痛みを?いいや、その孤独をだよ」
化野: ぎら、と睨む。眼が合う。実際には合っていなくとも、そういう感覚があった筈だ。
化野: その瞬間、マーサは胸部に衝撃を感じる筈だ。
化野: 見下ろすなら、そこに穴が空いている。
化野: 丁度心臓の部分に。
化野: そして、ごろりと視界が回転する。――自分の、体を、見上げる。
化野: まわりには、だれもいない。ただ倒れた自分の屍以外には。
――全て〈幻覚〉(マヤカシ)だけれど、ね。

RL: マーサの目が見開かれる。
RL: その体が大きくぐらつき、倒れる――
RL: が、踏みとどまった。
RL: 《黄泉還り》
化野: うん。絵札一枚で神業を切らせる。充分な働きはしたかな。
RL: 「なかなか、面白いモン見せてくれるじゃないの」
化野: 「見世物じゃあないんだ、もう少し有り難がってくれると助かるね」
化野: 「……アレから立ち直るとは、まあ生半可な相手じゃない、ってことだね」と味方側にだけ聞こえる声でぽつり。
RL: 「いや、面白かった。ゾクゾクしてるわよ。自分の死体を眺めることが、こんなに興奮するなんて思わなかった」
化野: 「うわぁ」思わず素で。
RL: 「でも、やっぱり、他人の首の方が魅力的よねェ」
RL: 「それじゃあ、次はこっちが見せてやろうじゃないの、面白いものをさぁ!」
RL: マーサの手番です。
RL: ムーブアクションで接近、ターゲットはすぐりちゃん
マイナーでサイバーシリンジに入った「鬼血」を注入、生命の能力値を10にします
化野: おお、よりによって自分では身を守る手段がないところを
RL: 〈白兵〉+〈二天一流〉+〈無風剣〉+〈無明剣〉+〈居合〉の組み合わせです
柏原: ぎゃあ
露無: へえ…
RL: 武器のシャドウブレードはオートアクションで準備が出来ます
RL: なにするかざっくり説明します
RL: 〈知覚〉を組み合わせないとリアクションができない攻撃を2回行います
RL: 〈居合〉の効果で白兵の達成値は+3されています
RL: 1回目の攻撃の判定
RL: カードが10+生命の能力値10+居合の効果で+3、達成値の上限21を越えているので
達成値は21として扱います
化野: こりゃひでえ
RL: 〈知覚〉を組み合わせないと避けられません
RL: ちなみにこのまま行きますと、もろもろ修正込みで
素ダメージ17+手札の数だけダメージ行きます
化野: わァ
柏原: ゴボーッ
露無: 遅くなって申し訳ねえ
化野: というわけでカゲーッ!無敵の不可知でなんとかしてくださいよォーッ!
露無: そしたら〈不可知〉を宣言!
RL: 早くしないとすぐりちゃんが心臓を抉られた挙げ句首まで!(そのための二天一流である)
柏原: とりあえず立ちすくんで手で頭をかばっております
化野: なんというフレーバー再現wwww
露無: で、キーカードを宣言、かな
RL: ではキー効果で好きなスートの好きなカードに変えられます
露無: スペードのAへ変更
RL: これでなんの判定するのかをこっちでも教えてください
露無: 〈★白兵〉+〈霞斬り〉+〈葉隠れ〉+〈死点撃ち〉 で、判定かな?
露無: 違ったら申し訳ない
RL: OKです、それでは達成値21でらくらく成功ですねー
露無: で、ダメージカードが
露無: スペードのAで11と、ダメージ種別X(=防具無効)の16で27かな
RL: 死にます
RL: マーサ死にますのでどう殺したかを格好良くどうぞ!
露無: 頭を抱えたすぐりちゃんの横合いから見えないようにきゅり、と口でワイヤーを引いて伸ばし――不可知の糸がぶつんとあっけなくマーサの首を落とします
露無: 朱に染まった線すら見えることもなく。その場に立ち尽くしているようにも見える男がうっすらと笑うだけだ
露無: 反対側に倒れた身体からようやく思い出したように遅れて血飛沫があがる。
柏原: 「……あれ? あれ?」きょろきょろと辺りを見回します
化野: そして目の前に倒れてる首無し死体
柏原: 死体を見てひゃっと声を上げます
RL: きれいに切断面から着しているアフロ女の生首
柏原: 「ななななになに? りっくん、何があったの?」
露無: すーちゃんの前に立つのって
露無: ムーブいる?w
RL: いや、いらんですよ
化野: 至近距離(=同一エンゲージ)の中だからいらないと思うw
RL: そのかわり、その無防備な背中に、マーサ執念の《死の舞踏》しかけます
化野: 《守護神》。
RL: おっとそちらか
化野: 斬った、と思った?
化野: 残念、残像だ。
化野: ……インヴァネはねー、とっておきたい性分なのよねー。
露無: 「おやおや、さすが化野さんですねえ」 とすーちゃんの前に立って死体を見えないようにして呟こうか
化野: 「言っただろう?君たちに安らかな眠りなど与えない。……最後の一人も殺せずに、荒廃して逝くといいよ」
化野: 「……僕じゃ、ないんだけどなあ」とごくごく小声で。
ジャック: 「……おっかねえやつらだ」そう嘯きながら、サッカーボールめいてマーサの生首をリフティング動作で蹴り上げて、ボロい麻袋にでも入れておこう
RL: 「なるほど」と李が呟きます
ジャック: すぐりちゃんに見られるとまずいだろうし
柏原: 「……ありがとう、化野、さん」
柏原: ひとまずお礼を言っとくよ
RL: 「けれど私は逃げおおせますよ。ラボが私を待っているんですから」
化野: あー、逃げる方向でいくのか
RL: 《タイムリー》を宣言して、「こんなこともあろうかと、みなさんの乱闘騒ぎの間にサンプルを確保できて良かった」エイジを抱えます。
化野: わァ
柏原: うわあ
露無: あ
ジャック: 野郎ォ
露無: そっちを殺るべきだったか
RL: そこにレイモンドが《ファイト!》を使用、《タイムリー》をもう一発増やして、その効果でこのシーンから退場させようとしますよ
RL: まだ「させようとしている」段階です
露無: 此方もタイムリーするべきか? 或いは今持ってる神業で何とかなる系?
RL: さっき《守護神》使っちゃったときにああいうリアクションとったのはそういうわけでした
化野: 露無はタイムリーもっとるべな
化野: なるほど…。
化野: マネキンさーん、ファイト!かプリーズ!を僕におくれ。《守護神》で打ち消す。
化野: もっとるちゃう
化野: もう使ってもた
柏原: あいよー どっちがいいかな
露無: タイムリー使ってるからファイトでもプリーズでもしていただければ。打ち消せるならそっちかな
ジャック: わりとそのふたつはお好みで感ありますね
化野: 守護神は「判定ひとつや神業一つの不利益な効果を打ち消す」だからねえ。そっちで使ってくるとは予想してなかった。殺しにかかってくるとばかり
露無: そしたら守護神だろうねえ
柏原: じゃあ《ファイト!》の使用を宣言します
化野: よし、即《守護神》発動。「……どっちを向いているのかな?そっちは、壁だよ」
柏原: 「化野さん! やっちゃって! エイジ君は助けなきゃー!」
化野: 「どこも、壁だけどね。……逃がす、訳がないだろう」 力の酷使でズキズキと痛む頭を抑える様に帽子を深く押さえ。
化野: (そういう幻覚を見せるよ)
化野: しかしさっきから僕の行動が裏目に出てるなー。あっちが逃げるとは思ってなかったから距離とっちゃったい
化野: (ギリギリ攻撃が届かない)
RL: しかし今の《守護神》でこちらはレイモンドの《難攻不落》のみとなりました
化野: あとは「殺る」だけだねー
RL: あ、《難攻不落》がふたつです
化野: 三回殺ればいいと。 #三回
柏原: 「化野さん、ナイス!」サムズアップ!
RL: では、エイジを抱えて滑稽なパントマイムを続けている男を後目に、次の手番、柏原さんです
化野: んー、どちらにせよ近付ききれないor近付くと無駄に手札消費…か。
そしたら普通に白兵組を動かしてもらった方がいいな

化野: (カタナトループをゴスペるべきか悩んでた)
化野: 或いは僕にスペード渡してくれたらある程度トループブッ殺すけども
化野: それもなーだよね
柏原: 手札的には、今多分ジャックさんが相性いいんですよね
柏原: では、マイナーは特に何もなし、メジャーで《盾の乙女》使用します。
柏原: カードはハートのK、達成値は14かな?
柏原: これをジャックさんに渡して行動してもらいます
RL: わかりました。では、このカードを使って、ジャックさんはメインフェイズを行えます
RL: ジャックさんは、ムーブ、マイナー、メジャーアクションができます。
メジャーアクションの判定に、すぐりちゃんが出した「ハートのK」を使ってください
ジャック: よし。それじゃ、ムーブでカタナトループのいるエリアに移動。
柏原: 「ジャックさんファイトー」腕ぶんぶん
ジャック: 「おう!」ぶらぶらと手を振る。
ジャック: マイナーはなし。メジャーで<★白兵>+<手刀><霞切り><功夫>、対象はカタナトループ。
ジャック: 肉体8+すぐりの出したハートのKで達成値18。
RL: こちらは手札のスートが合わないのでリアクションしません。ダメージをください。
化野: (いまのうちにすぐりちゃんはハートのKの札を捨てて手札補充するといいよ)
柏原: おとと
柏原: 補充完了ー
柏原: つい忘れてしまいますね!
化野: (ワカル)(他にはない操作だしね)
RL: (うん
柏原: ねー
RL: (オフセでもたまにやる
ジャック: スタイル特技の固定値12+クラブ10でダメージ22。属性はI(打撃)で。
RL: アーマー値で2点とまっても20。脊髄損傷、【仮死】です
ジャック: すぐりに手を振った後にワイヤーガンを取り出し、天板目掛けて引き金を引く。
ジャック: 射出されたアンカーが鉄骨の一本を捉え、ジャックは振り込めいて大きく180度スイングしてトループの一団を周回、最後尾の男めがけて勢いを乗せた飛び蹴りを放つ!
ジャック: そこからは一方的な暴力の嵐が吹き荒れた。怯む相手の肋骨をへし折り、内臓を破壊する。
ジャック: 最後に残った男の頭を壁に叩きつけ、意識を失ったところを止めとばかりに脊椎目掛けてスタンプを叩き込む。
化野: 頭痛を振り払うようかぶりを振ってから、音のしない口笛でも吹いておこう。
柏原: 「すごいすごい! ジャックさんすごーい!」ぴょんぴょんしますね
ジャック: シメに幻影に惑い、右往左往する李を庇うように立つレイモンドを品定めするように見て、嘲るように軽く鼻を鳴らして指で来いよ、とでも挑発しておこう。
ジャック: 「それほどでもねえさ」言葉とは裏腹に自信たっぷりに。
RL: レイモンドは、面白そうに片方の眉を上げて、挑発に応じます
化野: だがこの後動くのは露無くんで、さらにそのあとジャックの本来の手番で、その後やっとレイモンドの手番である
RL: では露無くんの手番です
RL: ここで、障害がなくなったので移動について
RL: 今露無くんがいる「至近」のエリアからは、ムーブアクションで移動できる距離は1マス、つまり「近」までです。
露無: ふむふむ
露無: つまり微妙にというか敵に届かない、と
RL: ここで、さらにマイナーアクションを消費して移動するならば
もう一段階の移動をOKとします。つまり、露無くんがマイナーアクションを消費して移動を宣言するなら、「中」のマスまで移動できると
化野: 同一エンゲージに踏み込まないといけないからそれでも一歩足りないなあ。
メジャーも消費してエンゲージだけしちゃう?それでも充分逃がさなくてすむっちゃすむし

RL: そうですね、メジャーまで使えば至近までの接近をOKとしましょう
露無: なるほどー。そしたらとりあえずはメジャーまで消費して全力で近づこうかね
露無: アツシの方がいいかな?
RL: そのエリアに入るなら、アツシでもレイモンドでも、次のカットからターゲットに出来ます
RL: 今回は露無くん移動のみになりますね
化野: アツシもレイモンドも同じエンゲージにおるから
露無: 了解。そしたら全力で移動しよう。きっとにたぁってしながら近づいて行くに違いない #すーちゃんから見えないから
化野: 全力移動でアツシ&レイモンドのエンゲージに侵入、って感じ(他のFEARゲーに翻訳)
露無: 「おじゃましますねえ~」(悪人面の笑みで) #チャンの兄貴笑いで
柏原: (りっくんが見たことのない顔をしている!)
柏原: あ、見えてないのか
露無: 見えてないと思いたい見えてなかったらいいな! 前に死体! あるしね!
化野: 足止めくらいならすぐりちゃんの前でやっても問題ないでしょう #たぶん
化野: まあトーキーの観察力を見抜けるかどうかは #にゃーん
化野: さて、ジャックくんの行動ー
RL: ジャックさんは殴りに来るのだろうなぁ
ジャック: それじゃあ、ムーヴ・マイナー消費でアツシ・レイモンドのいる範囲まで接敵。OK?
RL: OKです
ジャック: アンカーが射出され、レイモンドの腕を絡め取る。
ジャック: 打ち出されたアンカーの先にいるのは、ワイヤーガンを手にしたジャックだ!
ジャック: ワイヤーガンの巻き取り機構により至近距離にまで接敵!
ジャック: さらにメジャーで<★白兵>+<手刀><霞切り><功夫>で攻撃、当然対象はレイモンドで。
ジャック: 生命8+ハートJ、達成値18
RL: こちらはそれに〈★白兵〉+〈撃ち返し〉でパリーを試みます
化野: だろうなー
RL: 虎の子を放出、達成値は21
化野: わははははは
露無: キタァー
RL: 対決に勝利、ジャックの攻撃は手にしたクリスタル・ウォールで弾かれます
化野: これはしょうがないwww攻撃自体を失敗させられた!
RL: ふふん、と鼻で笑って、ジャックを挑発します
ジャック: 接敵の勢いそのまま、ブーツナイフによる足刀で顔を撥ねようとして弾かれる
ジャック: 即座に距離を取り追撃可能な間合いから外れるが、挑発返しを受けて不敵に笑っておこう。
ジャック: (今ので殺れると思ったんだが……そう簡単にとらせちゃくれないか!)
RL: 「きみもカブトなら、このぐらいの芸当はできるんだろう?」
化野: ジャックェ…
RL: 「では、カブト殿のお手並み拝見と行こうか」
RL: レイモンドの手番です
RL: とはいえこちらは攻撃的な特技を何一つ持っていないので、〈盾の乙女〉します
RL: 「せっかく持ってきたのだから試してみたらいかがですか?」
RL: で、李を行動させます。
化野: ほう
露無: お。支援かと思ったらそうでもないのか
化野: まータタラはわりといろいろできるからねー
RL: 李はムーブせず、マイナーアクションでサイレンガンを装備、メジャーアクションで〈★射撃〉+〈マネーパワー〉って言います
化野: 金の力で!当てる!!!wwwwwwwwwwwww
RL: 達成値は上昇しませんが、ダメージがぶっこんだ報酬点分上昇します
化野: どこくるー?
RL: 消費する報酬点はケチらず7、持っている報酬点を全てぶち込んで、
RL: 露無くんを狙います
RL: 達成値は18です
露無: おう!?
露無: ジャックさんじゃないんですか―善良な一市民デスヨー
RL: 露無くんを狙います
化野: 物理攻撃だから、ドッジかパリーかを選べマース
化野: ドッジは避け、パリーは受けデース
化野: 具体的には「ドッジ」は〈回避〉(と他組み合わせられるならなんか技能)で判定
RL: ドッジなら〈回避〉、パリーなら〈白兵〉を使いましょう
化野: おっとさきにでた
化野: ドッジは成功すればヒラリですが失敗すればザクリデース
露無: スートは回避だとハートかダイヤ、白兵だとスペード、ハート、ダイヤか
化野: パリーは成功すればカキーンですが失敗しても武器の受け値だけダメージを減らせマース
露無: で、達成値以上を出せばオッケーと?
RL: ちなみにブラックストリングの受け値は「設定されておりません」
露無: デスヨネー
RL: 失敗するとダメージ全抜けです
化野: つまりまあカード次第でお好みをお選びくださいデースネー
露無: ワイヤーだもんねぇ
化野: まあ手札がいまいちなら失敗するのアリデースヨー
化野: カブトさんいますし(チラッチラッ)
RL: カブトさんいますし!!!(ガン見)
化野: 攻撃くるとしてもあと一回だし(チラッチラッ)
化野: んでこの流れだと次のカットにも攻撃とかしてもらうことになるかもなんでな。
化野: なるべく攻撃に向けていい手札貯めておいておくれ
RL: いや、成功できるならして構いませんよ。そうしたら今度別の攻撃が行くことになります
化野: まあようするに #好きにしたらええ
露無: ヨシオッケー っても一番悪いカードでこれなんだよねえ 白兵のパリィで
RL: 多分ハートの9ですよね
露無: ですです
露無: そんで生命で16だからどっちにしろ失敗になるのかな
化野: つぎやるときはもっとひろくとろう(まがお)
化野: だねー
化野: 差分値2で失敗。
露無: そしたらワイヤーで絡め取ろうというか盾めいたのをつくろうとして、すーちゃんが見てることに気づいて躊躇したかなー(チラッチラッ)当たってしまうなぁー
RL: こちらの出すダメージカードは8、サイレンガンの攻撃力が5、カネの力で+7、合計20ダメージです
ジャック: <難攻不落>発動。OK?
化野: ゴー
露無: ゴーゴー!
柏原: いけー
RL: OKです!
ジャック: BLAM!
ジャック: サイレンガンの引き金に指がかかるのと同タイミングで、まったく別の発砲音が響いた。
ジャック: 音波銃は銃弾を受け、床に転がっている。
ジャック: ジャックの手首に装着された暗殺小銃から硝煙が。
ジャック: 腕の筋肉の動作に反応して銃弾を放つ小口径の単発銃。今時誰も使わないようなCDなガジェットだが、だからこそ隠し玉に使うことができる。
RL: サイレンガンを取り落とした李は、不思議そうな顔をしています。自分に何が起こったのか、よく分かっていない。
ジャック: アームガードからセンサーとベルトで固定された箱状の銃器を乱暴に引き剥がし、投げ捨てる。
単発式な上に、どのみちいまの射撃で銃身が焼きついて使い物にならない。

ジャック: 「手でも滑らせたか?」ポカンとする李に。
露無: 「ずいぶんと盛大な手の滑らせ方ですねえ」
ジャック: 「まったくだ。気をつけなきゃあな」
RL: 「おかしいな、どうしてでしょうね」李のリアクションに、レイモンドが舌打ちをしています。
化野: 露無くん手札補充ー
露無: 「だ、そうですよ。今度は手首から先を滑らせて落とさないようにせいぜい気をつけてくださいねえ」
RL: 「そうですねえ、気をつけます」と、李は取り落としたサイレンガンを拾い上げます。
RL: 李の手番です
RL: 今度はちゃんとムーブアクションで移動します。
RL: 通過は妨害されると考えてよろしいでしょうか?
化野: まあそりゃみすみす逃すほど甘くないだろねえそこの男二人は
RL: 〈運動〉で対決ですよね
化野: だねー
RL: 妨害したいキャストと一回ずつ対決する形になりますよね
RL: たぶん
ジャック: 勿論、みすみす間合いにはいらせるわけにはいかない。妨害だ
化野: 対決になりますね
化野: ただ
露無: フッ…残念ですがわたしは手札がない(ドヤ顔
化野: アレだよ
化野: 手札出さなくても寝
化野: 制御値があるんだよネ
化野: まずこの野郎二人の制御値を抜かないと話にならないぜ李さん
RL: 「これは困りました」
RL: 「先程は撃つ前にサイレンガンを取り落としてしまうし」
RL: (すっとクラブの4を出すRL)
化野: wwwwwwww
化野: うごけwwwwwwwないwwwwwwww
RL: 「こんなに手練れの男性を相手に、立ち回れるわけもなく、ですね」
RL: 離脱に失敗しました
RL: 特にやることがなくなってしまったので困った顔で李は腕を組みます
化野: メジャーアクション:腕を組む
RL: その隣で「扱いづれえなこの坊ちゃん」という顔でレイモンドがいらいらしている構図
RL: 李は以上です
RL: これで、最初のカット進行は終了です
化野: 僕のCSがもどるうー
RL: クリナッププロセスで行うことは特にありません
化野: こちらもとくになーし
ジャック: 特になし
柏原: ないです
露無: なしー
RL: ◆2カット目◆セットアッププロセス
化野: おっとRL側がなんかやるか
RL: 一応李がもう一回〈弱点看破〉使います
RL: レイモンドに
露無: お
化野: シールドバッシュするつもりかな
RL: 出したカードはスペードの6、能力値と合わせて達成値14、成功です
RL: レイモンドのダメージが、このカット進行中に+8されます
RL: RLは以上です
化野: まあ、殺られる前に殺りきればよかろうなのだ
RL: では最初はすぐりちゃんからです
柏原: では、マイナーは特になし、メジャーで《盾の乙女》を化野さんに使います
柏原: ハートの9で達成値は13
RL: はい
化野: そして僕が動く
化野: ムーブ、一歩前に。
化野: そしてもらったハートの9をキー効果で書き換え。クラブのAとして使用する。
RL: おお
化野: ルール裁定的には問題ないと思う
RL: OKですOKです
化野: 「――さて」
化野: 「君の相方(バディ)は既に受けた応報を、君にも受けて貰おうか」
化野: マイナー
化野: L2Mキック。
柏原: 「化野さんゴーゴー!」
化野: そして〈心理〉+〈サイコロジー〉+〈幻覚〉+〈知覚〉(〈シャープアイ〉)を達成値21で……
うん、レイモンドに。

RL: 21、了解です

化野: 対決は自我だよ
RL: 失敗します
RL: 出すカードはダイヤの3です
RL: ダメージをください
化野: ん、なら
化野: ダイヤの8で、14+差分値ダメージ。35の精神ダメージだね
RL: 35
化野: 35(こくり)
露無: OKってレベルじゃねえぞ…
化野: 見せる幻覚は……首無しのマーサが起きあがって、レイモンドに襲いかかるものにしよう。
化野: 滅多差しに斬られて、無いはずの頭から哄笑が聞こえて、とっくに死んでるはずの激痛のなかでなおも死ねずに痛みを味わい続けるそんな幻覚。
RL: それは仕方ないよなあ《難攻不落》だ
化野: はじき飛ばされるかー。
RL: 「ハニー……! それはハニーのスタイルじゃ無い、そうだろう?」と、一瞬うわごとのように呟きますが、ぐっと唇を噛み切って幻覚を振り払う。
化野: どうする?カゲ二人のどっちか、動く?
化野: 確実に殺し切るなら「ゴスペ」るけど。
ジャック: やるか。
露無: こっちは達成値で絶対成功は出せますねえ
露無: ダメージも全部載せるのができるからええと26はいけるのかな。しかしジャックさんにまかせますよー
露無: 沖の仇ではありますが。別の方法で彼は救いたいかな
化野: んー、僕としては「普通に露無が行動→インヴァ→ジャックが不可知復活してもらってリアクション不可攻撃でへちたおす」
のがいいんでないかと思うのだがいかがか

RL: だいたい露無くん死点撃ちも持ってるのでこっちが回避できなきゃアーマーも全抜けですし
露無: アツシ殴りに行く方向もありっちゃあありなんだろうけど…
露無: んで不可知で気を取られたレイモンドを捌くっていうのもありなきがする #逆も可
化野: (アツシは僕がゴスペりたいなって表情)(ぐーぱー)
化野: (まあインヴァるだろうからアツシを狙ってもいいけど)
露無: どっちでも絵的には映える気もする #つまり片方が囮になる系のアクションもありかという
露無: 1人でレイモンドを粉砕するのもまた格好いいから困る #ジャックさんマジイケメン
RL: 流れとしては、露無とジャックで手段はどうあれレイモンドを沈めて、残ったアツシに落とし前付ける化野さんという感じでしょうか
化野: そんな感じかなって
化野: ……あー
露無: RLの手札が良いなら此方で決定的成功とか使って消費させる方向にしてもいいかも?
化野: 21に21を出されると回避側優先の法則が発動するんです
化野: ので
化野: 二人それぞれ不可知撃って殴っちまえ
柏原: なるほど
露無: う?でも不可知で殴ると制御値のみじゃなかったっけ
化野: いや、不可知で殴る場合はリアクション不可
化野: 普通に殴ると21vs21されて無意味なので
化野: 不可知で殴りなさい、というたのだ
露無: あ、そうかそううことか
露無: オッケオッケー。先に殴って消費させて次にジャックでトドメか
RL: お話まとまりましたねー
ジャック: OK
柏原: がんばれー(がんばれムーブ)
化野: というわけでミヨリちゃん、二人の不可知を復活させておくれでないかい
露無: そしたら此方はジャックに意味ありげに目配せでもしておこう。というわけで不可知を! ください!(露骨に)
RL: では
ジャック: サインを受け取り、気取られない程度に頷いて返事を。
RL: そんな二人の背中から、すぐりちゃんの制止を振り切って立ち上がるミヨリの声
柏原: 「み、ミヨリさん! 危ないよう!」
RL: 「《おねがい(プリーズ)》! エイジを助けて!」露無の《不可知》を
RL: 「ジャック! あたし、あんたのこと信じてるから! 《がんばって(ファイト)》!」
RL: ジャックの《不可知》をそれぞれ1回ずつ増やします
ジャック: ミヨリの方に背を向けたまま、サムズアップを。
露無: では、此方はそのお願いには特に反応せず。《不可知》を宣言します
RL: 対象はどちらでしょう?
露無: レイモンドへ
露無: まあ、沖くんの仇でもあるしね?
露無: まずは達成値でしたよね
RL: いちおう、マイナーアクションから行えますけどどうします?
露無: あ。お守り(今思い出した)
露無: 御札があったね。使いましょう
露無: では霊斬符を――と言っても今は数珠の形でしたね使います。肉体ダメージに+3
露無: 「折角の頂きものですから――使わせて頂きましょう」 触れるとパキンと呆気無く割れて落ちた破片をジャリッと踏んで。
化野: ふっ、と。数珠が割れた瞬間、露無の体が軽くなる。
露無: 「わたしはあの水先案内人ほど残酷ではありませんから。せいぜい、楽に殺してさしあげます」
露無: ふつりと姿を消して。文字通り不可知となった不可視の糸を獲物を絡めとる蜘蛛の罠の如く張り巡らせ。
露無: えーとまずは達成値
露無: スペードのAとして使用します。…でいいんだよねたしか
RL: 大丈夫ですよー
露無: では使用しますー!
露無: で、判定が〈★白兵〉+〈霞斬り〉+〈葉隠れ〉+〈死点撃ち〉でダメージが11でダメージ種別Xの16+3でピッタリ30かな
化野: 30wwww
RL: さんじゅう
露無: しぬがよい(大佐ムーブ)
RL: こんな数字をたたき出されたら《難攻不落》するしかないじゃない!
露無: そのままくっと左手で何かを握りつぶすかのように動かすと。足元に張り巡らせた糸が獲物を寸刻みにしようと嬉々として飛びかかろう、とした。
RL: それをレイモンドは《難攻不落》します
RL: 「あやとりならさっきも見せて貰ったからね」
RL: 「造作ない」
露無: 「おや。知らないんですか。蜘蛛の糸の話を」
露無: 「調子こいてると落ちるんですよ。地獄ってヤツに。わたしは行ったことないのでご案内できませんけどねえ」
露無: 「案内人なら、ほら。代わりがいますよ」
ジャック: <不可知>発動!
ジャック: 露無に気を取られているレイモンドの首元にアンカーを撃ち込み、巻き上げ機構でこちらまで一気に引き寄せる。
ジャック: その勢いを利用して、こちらからも駆け込みラリアットでダウンさせる。
ジャック: ムーヴ、マイナーなし。
RL: さすがに虚を突かれ、レイモンドは倒れます
ジャック: ダウンした拍子に落としたシールドを遠くへ蹴飛ばしたあと、こちらのワイヤーガンも後方へ投げ捨てる。
ジャック: 「これでお互い、玩具は無しだな」 深く呼吸を整えながら、カラテの形めいた防御重点戦闘姿勢を取る。
ジャック: 「さて、お前は玩具なしでどこまでやれる?」 再度、不敵な笑みを浮かべて指でクイックイッ、と挑発する。
ジャック: メジャーで<★白兵>+<手刀><霞切り><功夫>
RL: 「面白い」
血の混じった唾を吐き、レイモンドも半身に構えます
ジャック: 理性8+スペード10。リアクション不可なんで自動成功だな
RL: そうですね。ダメージを
ジャック: 固定値12+クラブK、属性S(斬撃)で22点ダメージ。
RL: アーマーで止まっても仮死だ
ジャック: 呼吸に伴い、電撃めいた輝きを伴う鮮やかな緑が漆黒の拳にエンチャントされる。
ジャック: 「来いよ。西部劇みたいに。どっちが早いか?勝負ってやつだ」
RL: 「悪いが、そちらと違って、こちらの仕事はあくまで『捌く』ことだ。打ってこい」
ジャック: 「そうかい。それじゃ……」
ジャック: 紫電一閃。
ジャック: <不可知(ライムグリーン)>の稲妻が暗闇の中で煌き、数拍子遅れて吹き出した鮮血がレイモンドに自身の敗北を知らしめた。
ジャック: 「俺の勝ちだな」
RL: (一体何が起きた……!)驚愕と敗北に目を見開きながら、レイモンドは仰向けに倒れます
化野: 「……これで」
化野: 「残るのはお供を無くした裸の王様一人だね」
化野: 「そこの二人は、少し"表層"を弄っただけだけれど」
魔術具であるワンドを構え直し、意識を集中する。
僕は本来魔術師ではない。一部の魔術理論を利用しているだけだ。
自分の意志だけでは抑えきれない『災厄(チカラ)』の制御に。
だから、チカラを振るう時には、小難しい呪文だのなんだのは必要ない。
「――君には、とっておきの悪夢を視せてあげよう」

RL: きょとん、と、今起こったことを信じられない目つきでいる李。
化野: 《神の御言葉》発動。対象は李アツシ。
化野: 対象――李アツシの精神に、電脳と星幽界(アストラル)の双方を介して接触、侵入する。
ファイアウォールを潜り抜けるニューロのように、慎重に、かつ大胆に。

化野: そして彼の記憶野(データバンク)から、使えそうな素材(データ)を拾い集める。
僕からも少し素材を提供して、彼に似合いの悪夢を紡ぐ。
ここまで、世俗界(マンデイン)ではコンマ2秒にも満たない。

化野:
李アツシは――気がつくと、自分の研究室に立っている。
腕の中には『研究成果』の重みがある。なにもかも順調にうまくいったのか?
けれど、なにかが違う。なにか、違和感がある。 腕の中で、ナニカが啼いた。

RL: 「……?」腕の中のものを、じっと見つめる。
化野: そこにはぐずぐずに融けかけた赤黒い肉塊があった。
べちゃり、と不快な血肉の感触が腕にへばり付く。
その肉塊の中でぎょろりと蠢くいくつもの目玉がそちらを向いた。

化野: 『 いたい いた くるしい いたい さむい さびしい さむ いた くるしい くるしい 』
化野: そんな幼い、それ故に剥き出しの感情が、直接、李の精神に流れ込む。
RL: 「え」
無数の目玉と視線がかち合う。
RL: 思わずなのか、耐えきれなくなったのか、李は「それ」を放り投げ、尻餅をついた。
ジャック: 「おっと!」李の放り投げた「それ」……エイジをしっかりとキャッチ。抱き寄せる。
化野: いいや、尻餅はつけない。……いや、現実界では確かにその場にへたり込んだ。
手の中のエイジを放り出して。だが、彼の精神は、へたり込めなかった。

化野: 何かに当たって止められた。何に?
化野: 透明な壁?いいや、それは、実験体用のシリンジ。
ただし彼がいるのはその前じゃない。『中』だ。

化野: 目の前に気泡が上がる。肺の中が液体で満たされる。呼吸が出来ない。
薬剤が首筋から注入される。脳の中身を直接弄られる。脊髄を耐えようもない痛みが襲う。
身を捩ろうとも、小さな『実験体』に大量につけられたコード類が取れるわけもない。

化野: 実験体の視点に入れられていると。彼には、わかるだろうか?
化野: 向こうで、『彼自身』が自分を見ている。失敗作を見る目で。
RL: (私はどうしてそちら側にいるのだろう? 私は一体どうしてこちら側に入っているのだろう?)
化野: そのまま、彼が行ったありとあらゆる実験の苦痛と恐怖を、彼に追体験してもらおう。
何度も何度も廃棄されては何度も何度もシリンジの中で目が覚め何度も何度も実験を受けまた廃棄される。
その繰り返しを。いくら繰り返してきたのか本人にもわかっていないであろうそれを。
丁寧に丁寧に、再現してあげよう。

化野: 『――云っただろう?』
その最中、冷たい声が一度だけ響く。
『思い知らせることはできる、と』

化野: 世俗界ではほんの2秒。だけれど、――彼の精神が崩壊(フラッシュアウト)するには、充分すぎる。
化野: というわけで、精神崩壊を与えようと思いますが構いませんねッ!?
RL: ディ・モールトベネッ!
RL:
化野の言葉からきっかり2秒。ニューロンが神経を伝う速度で、李の精神は悪夢の中に沈んだ。
RL: 遠く響く猟犬の遠吠えじみたサイレンの音にも反応せず、ぼんやりとどこかを見つめたまま、小さな声で、何かを呟いている。
RL: 「いたい いた くるしい いたい さむい さびしい さむ いた くるしい くるしい」
化野: 「――……」
ゆっくりと目を伏せ、深く息を吐き。

化野: 「…………終わった、ね」
ジャック: 「ああ」抱き寄せたエイジをあやしながら、クリス達のもとへ。
ジャック: 「夜明けだ」駆け寄るミヨリにエイジを差し出す。
RL: ミヨリは、ジャックの腕からそっとエイジを受け取り
「ありがとう、ジャック」
ようやく笑顔を見せました。
化野: ふら、と一歩二歩よたついて、壁に縋り。
「ああ、吐き気がする……眩暈も酷いし頭痛もする。立て続けに三人も『潜る』なんて滅多にしないんだ、勘弁しておくれよ、もう僕は事務所に戻って休んでいいだろう……?」

ジャック: 「なに、これが仕事さ」
ジャック: 「お疲れさん。ついででよければ送ってこうか?」クリスに。
化野: 「いや、遠慮しておくさ。そちらは神室母子をしっかり守ってあげてくれ。支えも必要だろうし、ね」
ジャック: 「おう。……っとそうだ」
柏原: 「りっくん! りっくーん」へたり込んだまま呼びましょうか
柏原: 「ちょ、手貸して……腰抜けちゃった……」
ジャック: 「これ、どうするかな」視線を、倉庫の片隅に捨て置かれたボロ袋に送る。
化野: 「どうせレッドエリアだし、適当に始末されるんじゃない?面倒ならブラックハウンドに後始末を押し付ける手もあるけど」
ジャック: 「それもそうか。……連中にゃ、一足早いクリスマスプレゼントってところだな」
ジャック: 使えるサイバネ部品なんかは引き剥がされて、死体は野晒になるんだろう。……あまり考えて気持ちのいいものではないが。
ジャック: 「…………」暫し考えたあと、麻袋を引っつかみ、壁にもたれかかるように息絶えたレイモンドの死体のもとへ差し渡す。
ジャック: その後、首をはねられたマーサの遺体にシートを被せといてやろう。
ジャック: とんだサイコ連中だったが、同時に最後までプロだったのは確かだ。
ジャック: そこだけは。そこにだけは敬意を払える。
露無: っと。ではすぐりの方に駆け寄る前に、ジャックに小さく告げましょうか。
「あとの処理は――『此方』にお任せしてもらってもいいですよぉ」と。でも言って置きましょうかね

露無: 「ちょ、すーちゃん、さっきまで立ってたじゃないですか。全く、大丈夫ー?」
ジャック: 「おう。任せたぜ」ボソリ、と。
柏原: 「ほっとしたらなんか力が抜けちゃって……こわかったー」
ジャック: その後、コートを整えて「それじゃ、送ってくよ」とミヨリ達に声をかけよう。
露無: 「困ったねえ。すーちゃん。これからだよ、これからもっと特ダネのネタが増えるじゃないー」 とへらへらしながら手を差し出しましょう。
RL: 「あ、待って、あたしまだ足痛いんだからー」ミヨリは片手でエイジを、片手でジャックの腕を掴みました。
柏原: 「りっくんは、怖くなかったの? だってさ、あんなに血が出て……」シートの被せられた死体をチラッと見ます
ジャック: 「しゃあねえなあ。ほら」ミヨリに肩をかそう。で、彼女に声をかけたすぐりの方に目をやったり。
柏原: 「……りっくん。ミヨリさんたち、どうなっちゃうのかな」
露無: 「え。あ、うーん、そうだね。すーちゃん、あのね。わたし、実はちょっと『お願い』したいんだ」
柏原: 「ん?」
露無: 「お願い、叶えてもらってもいいかな? 勿論、ちゃんと『お返し』もするよ。わたしに出来る範囲で、だけど」
柏原: 「なあにー、珍しいよね、りっくんがそういうこと言うの。聞いてあげてもいいよ?」手を取りながら
露無: ちょっと気恥ずかしそうに、手を取られて。「うん。聞いて欲しい、かな。…だめ?」
柏原: 「どうぞ?」立ち上がって顔を見上げます
露無: 「うん。ありがとう」 そっとすぐりの頭を撫でて。そして《アンダカヴァ》を宣言。
まずは偽造ID――此方は予め、用意して合ったことにして宜しいですかね?

RL: OKですよー
露無: では胸ポケットの煙草の箱の下にIDカードを挟んでジャックの方に投げましょう。
「差し上げます。わたしの後輩からのプレゼントだそうですよ」

露無: 「ミヨリさん。沖は貴女と、エイジくんの笑顔が大好きで、守りたかったとわたしに言ってましたよ。『泣かせないようにしてあげてください』ともね」
ジャック: 「こいつは……」偽装IDに目を通して。
ジャック: 「確かに受け取った」真摯な表情で。
露無: 「泣いて生きるのも一つの手ですけど。やっぱり笑ってる顔がめっちゃかわいい、なんて言ってましたので。笑って生きていてくださいね」 
化野: 「笑顔は大事だよ、笑顔は。大抵笑っていればなんとかなる」
柏原: 「うんうん!」
RL: 「基くん、そんなこと言ってたんだ」
RL: ふふっと小さく笑い、「そうかぁ」と嬉しそうに。
露無: 「ええ。言ってましたよ。ああ」ちょっと笑って「ほんとうに可愛いんですね。笑った顔」
柏原: (指をつねる)
露無: 「ぁいたぁいっ」
RL: 「やだ恥ずかしい!」だっこしたエイジとジャックの腕に顔を埋めるように
ジャック: 「おいおい、このタイミングでそりゃマズイだろ……おわっ!」ハハハと露無を笑うが、いきなり腕に顔を埋めるようにしてきてこっちも焦る。
柏原: 「ナンパは後でにしてくださいー。だいたいりっくん、さっきのお返し聞いてもらってないよお」
ジャック: 「あ……あー、ミヨリさん?とりあえず落ち着いて」なぜか敬語に。
ジャック: ……と、さりげなく彼女の服のポケットに偽造IDを滑り込ませておこう。
化野: 「仲良いねえきみたち。……僕は、一足先に戻らせてもらうね?」
化野: ちょっと疲れた様子で、倉庫の外へ。
ジャック: 「ああ。……クリス!」立ち去る後ろ姿に声をかける。
化野: 「うん?」
ジャック: 「……ありがとう」
化野: 「……どういたしまして」 ひら、と帽子を振ってみせて、今度こそ外へ。
露無: 「さっきのお返しは後で聞きますねぇ」とすぐりちゃんを促して外へ行きましょうか。ということで更に《アンダカヴァ》を宣言。
露無: この一件の実験は全てヘイロンの出資のもと、李アツシが行っていた。と。千早のやっていた李への全て関係をヘイロンに被ってもらいましょう。
ジャック: さて、夜が明けたとは言え随分と冷えるし、ここらは子連れじゃ危険だ。
ジャック: 死体のある空間に長いこといるわけにもいかないし、俺もミヨリたちを連れて退散しようか
露無: ということで此方は退場するよ!
ジャック: 「さ、いい子は家に帰る時間だ。俺たちも行こう」冗談めかして。こちらも退場しよう。
柏原: (……ほんとは、あの時、誰が私を助けてくれたの?って聞こうと思ったんだけど……まあいっか。ゆっくりで、ね)
柏原: 「りっくーん! あのねえ、私アサクサの甘味処でおなかいっぱい食べたーい!」とか言いながら退場
露無: 「お金おろさないと足りなくなりそうですねー」って返しながら退場ですね
化野: かくて役者は舞台から降り、終幕を残すのみ……かな?
RL: そうですね。倉庫からめいめいに出て行く生者を、朝日が出迎て、終幕、ですね

RL: トーキョーN◎VA 「Baby, don't cry」
エンディングフェイズ
RL: ◆エンディング◆柏原すぐり◆淵を覗く者◆
RL: あなたは、結城あやと再び「その場所」で待ち合わせています。
RL: あやから依頼を受けたのと同じ公園の、同じ東屋の中です。
柏原: 中に座って腰掛けて、足をぶらぶらさせながら例の池を見ています
RL: あなたの《暴露》から、数日が経っています。
他のメディアによる反応は様々でした。実験の非合法性を指摘してヘイロンをやり玉に挙げる日系ニュースチャンネルや、バサラの真偽について討論を始めるテレビ番組など。
そのどれも、あなたの伝えたかったこととは、かなり違うもののように見えます。
RL: 「ごめんね、今度はわたしがお待たせしちゃったわ」
池を眺めるすぐりに、結城が声をかけます。
柏原: 「結城さん! こーんにちはっ!」
柏原: ぴょこんと立ってお辞儀をしますね
RL: 「こんにちは。今日も元気そうね」
RL: 「今日は、あなたにお礼と、新しい仕事の話があって」
柏原: 「元気が取り柄ですからねー。えへへ」
RL: 「……そうね、元気なのが一番よ。本当は色々落ち込んでないかしらって心配だったけれど」
柏原: 「心配……うーん、早く結城さんや周りに心配かけないで済むようになりたいんですけどねー」
RL: 「私は、あなたがあまりにもこの街に対して無防備だから心配なの」
ちょっとお説教するような口調で結城は答えます。
柏原: 「ふにゃ?」
柏原: 無防備と聞いて首を傾げます
RL: 「今回のことで分かったでしょう? 仮面が剥がれてシンプルになったからって、それで綺麗なものがあらわれるわけじゃないの」
RL: 「そうやって、この街を覆っているあらゆる仮面をあなたはあまりにも無邪気に剥がしすぎる。だから心配」
RL: 「いい? 立ち回りのしたたかさっていうのも記者には必要なのよ?」
RL: と、本格的にお説教モードに入りつつあります
柏原: 「したたかさかあ……そうですね。今回いろんな人見てて、ちょっと勉強になったかも」腕を組んでうんうん、とうなずきます
柏原: 三人のプロ意識に感じるところがあったらしい
柏原: 「まっすぐ突っ込んでどーん!ってだけじゃダメってことですよね?」
柏原: どーんって手を前に突き出したり
RL: 「今回は、まっすぐ突っ込んだら指名手配されたでしょう?」
苦笑い。
「この件については、あなたのまっすぐさが世界をちょっとでも変えられたし、まあ良しとするけれど」
RL: それから、結城はやや考えて、こう切り出します。
RL: 「あなたのあのレポートを、上層部が評価しているの」
RL: 「つまり、チャンネル99じゃなくて、マリオネットの方がね」
柏原: 「えっ?」
柏原: 素でびっくり
柏原: 「ままままマジですか! あっいやほんとですかっ!」
RL: 「本当よ」
答える結城の表情は、あまり楽しそうではありません
柏原: 「うひゃっほー!! ほーめらーれたー!!!」
柏原: ばんざーい
RL: 「とても良い記事で、是非こうした内容について、またレポートしてほしい、ですって」
柏原: 「やったあー! ……結城さん、どうしました?」
RL: 「つまり、こういう……分かりやすく言うとN◎VAの弱い者虐めを、どんどん調べて記事にしてほしいそうよ」
RL: 「一応、あなたに聞いてからとは言ったけれど……どうする?」
柏原: 「……うーん」
柏原: ちょっと真面目な顔になって考えます
柏原: 「うーんと、ちょっと質問なんですけど、その記事で喜ぶ人って誰がいます?」
RL: 「一番喜ぶのは、きっとうちの偉い人ね。あなたみたいにみずみずしくて、他のトーキーとは違う視点でN◎VAの暗部に切り込む記者っていうのが欲しいのよ」
柏原: 「ふむ」
柏原: 一呼吸おいて、
柏原: 「結城さん、私の今回の取材なんだけど、なんか、私が喜んでほしいって思った人とは別の人が陰で笑ってる気がするんですよね」
柏原: 「それがなんか悔しくて、でも仕方のないことなのかな?とかも思うじゃないですか」
柏原: 「上手く言えないんだけど、うーん、なんかまたこういう気持ちになることっていっぱいあるのかなあって思って……」
柏原: りっくんの顔とかちらついたりします
RL: 結城はあなたの話を、受け止めるように聞いています
柏原: 「でも、隠れてる嫌なことを暴くためにこういうのが必要なら、私、何度でも受けてたとうって思うんです」
柏原: 「お仕事、引き受けます。よろしくお願いします!!」
柏原: ぺこんと全身でお辞儀をします
RL: 結城は、とても意外そうな顔をします。
RL: 「……そう……そう、か」
そして、面白いネタを見つけたようなトーキーの表情を一瞬浮かべます
RL: 「あなた、私が思っていたより、ずっと骨太な女の子だったわ。ごめんなさいね、これからは一人前のトーキーとして扱わせてもらうわ」
柏原: 「え……は、はい! ありがとうございますー!!」
柏原: びしっと敬礼!
柏原: (……待っててね、りっくん。もうちょっと私がんばるからさ。そしたら)
柏原: (そしたら、私……りっくんのそのにこにこしたお面も、いつかひっぺがしてやるんだからね!)
柏原: 結城さんににっと笑いかけます
柏原: 「ふふー、清濁併せ呑む、ザ・ニュー・柏原すぐりをどうぞよろしくお願いします!」
柏原: ホロ名刺を取り出して、マジックで「ザ・ニュー柏原すぐり」と大書し、結城さんの手に握らせます
柏原: 「次もがんばっちゃいますからね!」とにこにこして終わりー
RL: 冬には珍しく晴れた日。
RL: 爽やかな風が吹くような、そんな笑顔とともに、ひとりのトーキーが新しい一歩を踏み出した。
RL: というところで、すぐりちゃんエンディング終了でございます
柏原: ありがとうございました!
RL: ありがとうございました! とても素敵なトーキーちゃんでした!
RL: ◆エンディング◆露無理玖◆Well, it's the job
RL: 報告をするためにあなたが呼び出されたのは、今まで一回も入ったことがないフロアでした。
露無: 露骨に嫌な予感のする(あらゆる意味で)
露無: 緊張はしてますが。平静は装ってましょう。
RL: ドアの向こうは、広めの応接スペースになっていました。
随伴していた紫乃は、「まぁ、悪い方ではありませんよ」と一言残して立ち去っています
露無: 流石に顔が引きつりそうになったのをすぐに引っ込めて、直立不動の姿勢で伺います
RL: そのままの姿勢で十数秒ほどいたでしょうか。
「どうぞ、座ってください」
滅多に聞けない男の肉声があなたの鼓膜を揺らします
露無: 座れと言われて座れるだろうか。――と、思ったが悲しいかな。
命令されれば従ってしまう身のせいだけでなく、その人物がなにものであるか予想はしていたが改めて事実であることを理解して、努めて平静に振る舞いながら、

「では、失礼します」と短く答えて、失礼のないように座ります
RL: 「そんなに畏まらなくても構いませんよ。今でこそこのような肩書きですが、昔は貴方と同じ所属でしたから」
RL: ミラーシェードに素顔を隠していますが、しかし端正さは目元を隠してもはっきりとわかります。
千早重工社長、千早雅之が、貴方の対面に現れます。
「今回は、水際で我が社の損失を阻止してくれました。感謝します」
露無: 「と、んでもありません。……これも我が社のためです」
RL: 「あなたの働きはとても興味深くトレースさせてもらいました。
社外の人間に対して適度に情報を提供することで、最も望ましい形で決着がついたと考えています」
露無: 一見して武闘派に見えそうな、指導者が。恐ろしく合理的な判断をする技巧派であることに感服すると同時に、
適度に、という言葉にひやりと胃の腑が縮まったような気もする。

RL: 「報告書を拝見しましたが、一つ伺いたいことがありました」
貴方の内心を知ってか知らずか淡々と、雅之は言います。
「沖基は非常に優秀な査察官でした。彼を喪ったのは打撃です」
RL: 「しかし彼は、迂闊に深入するような真似はしないと聞いています」
RL: 「彼は本当に、ただの不幸な犠牲者だったのですか」
RL: 確認する口調ですが、そこには、回答を迫る有無を言わさぬ力がありました。
露無: 逆らえない――いや。逆らえる筈もない。逆らうという意志すら働かない、絶対者の言葉に、何時ものへらりとした仮面を外した表情で首を振り
「いいえ」
「沖基がクグツとして「選択」した「結果」です」

露無: 淀みなく答える。
RL: 「……」
2秒の沈黙。
RL: 「そうですか、わかりました」
RL: 「彼の死そのものは我が社にとっては損失ですが、彼がその在りようで選択したことならば」
RL: 「それは、仕方のないことです。彼は彼の仕事をしたということでしょう」
RL: 「貴方が貴方の仕事を全うした様に」
露無: 「…それが仕事ですから」
露無: 結果として「どう」なろうと、だ。
RL: 「……本心を言えば、貴方や沖の様な代わりのきかない人員には死なれると困るのですが」
RL: 「仕事ですからね」
露無: 最上級とも言えるその一言を胸中だけに秘めておき、何も聴こえなかったかのようにもう一度、己の指導者の言葉に平静と頷こう。
「ええ。仕事ですから」

RL: 雅之は小さく頷いたように見えました。
RL: 「小上班長から、少し長めの休暇を出すという話があるそうです。部署に戻ったら彼女の所へ」
RL: 「時間を取らせました。それでは」
露無: 「了解しました。…失礼致します」
応じて。深々と頭を下げて退出しましょう

露無: 同時に沖の墓にでも煙草を供えるついでにさっき言われたことでも伝えましょうかねえとへらっと仮面を付け直して、かな
RL: では、そんな露無の笑みをクローズアップして、このシーンは終了といたします
RL: おつかれさまでした!
露無: おつかれさまでした!
露無: 皆様には色々とご迷惑とご心配をおかけして…!(土下座しつつ)
RL: りっくんが色々と悩んでる感じにとてもきゅんとしてました!
RL: ◆エンディング◆化野 玖璃珠◆ペンタクロマト
化野: 場所は、事務所、かな。
RL: そうですね、事務所です。
RL: 化野が事務所で過ごしていると、DAKがコール音を鳴らします。
どうやら、DAKに通話が入っているようです。
相手のアドレスに見覚えはないのですが、なぜかドラゴンのアイコンが表示されています。
化野: 「……おやおや、NIKからの依頼というわけじゃなさそうだね」
小さく笑い、指輪の嵌った手を軽く翳して応答。
「はい、こちら化野探偵事務所」
RL: 「あんたが化野さんか」
知らない男の声です。
RL: 「名乗らないのはビジネスマナーに反するんだっけか?」
化野: 「イエス、イエス。どちらさま?」
RL: 「ヘイロン・ケミカルの第四総務部長、無(ウー)って者だ」
化野: 「ああ……"漂白屋"さんか。何か、御用かい?こんな木っ葉私立探偵一人にわざわざ通話だなんて」
RL: 「何のことかは分からなくて結構だが、随分と“世話になった”んでな。少し釘だけ刺そうと思ってな」
化野: 「なんのことだか。僕はただ火の粉を払っただけだよ。……その火の粉を押し付けたのは僕じゃない」
化野: 机の上に置いていた帽子を取り上げ、己の顔に被せる。
RL: 「こっちの見解は少し違う。お前さんが虫眼鏡で光を当てちまったせいで、こっちは小火騒ぎが起きた」
化野: 「その程度で燃え上がる建材を使ったのが悪いんじゃないかな?ちゃんと不燃性に気をつけなよ」
RL: 通話の向こうで舌打ちがひとつ。
「便利屋だの、会社の傀儡だの、ハイエナのトーキーなんぞはどうだっていい。俺達にとって一番面倒なのが、お前みたいな、よしゃあいいのに何でも《視る》奴だ」
化野: 「それで?……釘を刺して眼を潰して磔にでもするかい?」
RL: 「なんだ、そういうのが好きなら言ってくれればすぐにでも人をやるぜ」
化野: 「そういうプレイは好みじゃないね。そっちだって好みじゃないだろう?
ああ、だからそういうのが好きな連中を手元に置いてるんだね。僕みたいな小物に割ける人手があるなら、もっと色々と"洗う"べき案件があると思うけどねえ」

化野: くすくす、帽子の下から笑い声。
RL: 「――自分は無害な一般人な面したって遅いぜ。俺はお前みたいな、口先だけで他人を動かせると思ってる気取り屋が気に入らなくてな。
そう言う奴らを黙らせるには、紳士的に話し合いなんて無駄だったってことを今思い出した」
RL: 「まぁせいぜい、気をつけて暮らせよ」
RL: そう言い残して通話は一方的に切断されました。
化野: 「……XYZも言わせてくれないなんて。なんて短気なんだろうね。短気な男は嫌われるよ?」
軽く肩を竦めてみせる。見ているのはDAKのバディだけだが。

RL: 事務所の外に、見慣れぬ車が何台か。それぞれに剣呑な様子の運転手が乗っています。
化野: ああ、カメラ自体が事務所の外に移る感じで。
そこから何人か、明らかにカタギじゃない中華系の男がスクラム組んでやってくるのかな?

RL: そうですね。何人かが事務所へ、何人かは周囲に散らばっていきます。
化野: 「穏やかじゃないなあ。……まあ」
化野: 購入判定。
化野: 残っていたジョーカーをダイヤのAとして使用。
「事務所」を購入。エリアは「幽屋」。

化野: 男どもがぶち破ったドアの向こう。そこはDAKすら残っていないもぬけのカラ。
殺風景な灰色コンクリートの空間があるのみだ。

RL: 踏み込んできた男達は声こそ出さないものの、一様に戸惑いの表情を浮かべています。
化野: そこにひらりと一枚のカード。
化野: 『化野探偵事務所は引っ越しました』
化野: 「さっさと対策しておいてよかったよ。これなら昼寝も邪魔されないし」
あふ、とあくびをする。上等な椅子に深々と背を預け。

化野: なおそのメッセージカードは読み終えたら自動的に発火して燃え尽きる。
ビッグ・マムから買ったジョークグッズだ、探偵(フェイト)ってよりは密偵(カゲ)めいてるけどね。

化野: ここはどこともしれないどこか。どこでもあるしどこでもない。
ここに入れるのは、依頼人だけ。……まあ多少は例外もあるけれど。

化野: うとうととしながら、師匠の言葉を思い出す。
化野: この力は"災"であり、"才"でもある。
 確かに忌まわしいものではあるが、おまえ自身が呪われたのではない。
 だから、おまえはおまえを誇れるようになりなさい。そうすればその力も、誇れるものになる。

化野: 「……大丈夫だよ、先生。私はまだ僕でいられる。きっとあの母子も、うまくやる」
化野: そう信じて、新たな依頼人が来るまで。いまはしばしの、休息を。
化野: ……ペルソナをマヤカシからフェイトに戻して、僕のエンディングは終了。
RL: はい、ありがとうございましたー! おつかれさまでした!
化野: おつかれさまでした。結局長くなっちゃったな、まあ反省は裏でしよう
RL: 探偵さんは最後まで余裕しゃくしゃくでかっこよかったですねー
化野: えへへー
RL: ◆エンディング◆ジャック・ブレイズ◆Silent Knight
ジャック: バー・ヤロール。
ジャック: カウンターのスツールに一人の男が腰掛けている。
ジャック: いつものミリタリーコートにシャツとジーンズといった無骨な風体ではなく、
ダークグリーンのスーツにオレンジのシャツを身に付け、まるで社交界に客としてやってきたかのような出で立ちだ。

ジャック: バーテンへの挨拶もそこそこ、12月24日を指し示すカレンダーにちらりと目をやり、それから注文を。
RL: カウンターの向かいでグラスを磨き、酒を提供するドーリスは、入ってきた貴方を珍しげに一瞥しましたが、その表情をすぐにしまい込みます。
ジャック: 注文したジンジャーエールをいくらか煽ると、カウンターに差し出されたプレート上のポテトをマッシュし、ステーキにナイフとフォークを躍らせる。
ジャック: ふた切れ、三切れほど肉を口にしたあと、深く息を吐き、いまようやっと思い出したような素振りでドーリスに話しかける。
ジャック: 「そうだ、あんたにもこいつを渡さなきゃな」
ジャック: そう言って差し出された電子素子の金額は、チップにしてはいささか常識外の金額だ。
RL: 「……うちにこんな高価なボトルはない」
ジャック: 「いつも荒くれ者ども相手に頑張ってる素敵なバーテンのお姉さんに渡してくれって、そこでサンタさんに頼まれてね」
ジャック: 何食わぬ顔で。
RL: 「悪いが、客からそういうものは受け取らない主義だとサンタには伝えてくれ」
RL: 「その代わり、足繁く通ってくれれば構わない」
ジャック: 「……わかった。サンタのおじさんにゃ、そう伝えておくよ」
ジャック: ジンジャーエールを少し口にし、時計を確認する。0時10分前。
ジャック: ……今日はあの日にまして、長い一日だった。
ジャック: 好きだった女性から息子を守ってくれと頼まれた一日と同じくらい。あるいは、それ以上に。
ジャック: ―――――5時間前。
柏原: 結城と別れ、ついでにヴィークルのショップまでぶらっと足を伸ばしてから帰宅したすぐりです
柏原: 「ただいまーっと」
ジャック: と、テーブルの上に小さな箱が置かれていることに気づきます。
ジャック: そばには、名刺代わりと思われるスペードのJと、手描きらしきメッセージカードが。
柏原: 「んん?」辺りを見回し、警戒しながら顔を近づけます
ジャック: 「いい子にしてたら、来年は素敵な恋人さんが本物を買ってくれるとサンタのおじさんが言ってたぞ」
柏原: カードを手に取り「ありゃ」と笑顔になります
柏原: 「ジャックさん、字ぃ汚いよー。家宅侵入罪だし」
ジャック: 箱の中身はAX5を模した精巧なおもちゃが。
柏原: そっと手に取って、棚の上に飾ります。
柏原: 「ふふ、ありがとね。でっかいサンタさん」
柏原: スペードのカードに投げキス
ジャック: ―――――4時間前。
ジャック: あるクグツの青年のトロンに、一通のメールが。
露無: 見知ったメールアドレスかな? ――あるだろうけど。すぐりちゃん辺りだろうかと予想して、宛名を見よう
ジャック: メールには一言。
ジャック: 「友人によろしく」
ジャック: とのメッセージと、一通の添付ファイルが。
露無: おや。訝しげに目を細めて、ファイルを開く。
ジャック: ファイルの中身は、どこかの公園で遊んでいるミヨリ妻子のものです。
ジャック: 陽光が煌くもと、二人ともそれに負けないくらい晴れやかな笑顔ですね。
露無: 細められていた目が少し開き、軽薄な笑いからちょっと困ったような笑みに変わり。
「全く…。敵いませんね、貴方には。ニコライ気取りですかねえ」

露無: 「せいぜい貴方に命じたクランプス共にお仕置きされないようにイイコにしてましょうね」
露無: と。添付ファイルを沖のPCに送って、削除。
露無: 笑顔を守りたかったのはわたしじゃありませんのでねえと呟いて。
ジャック: ――――――――3時間前。
ジャック: ヘイロンの管理下にある研究施設。
ジャック: 李 アツシの研究データを引き継いだこの施設は、いまや死の館と化していた。
ジャック: 「ここのことをセンセイの脳みそから吸い出してくれたお友達には、感謝してもしきれねえなァ。……今度なんかあったときには少しサービスしてやるかな」
ジャック: 目の前には、この施設の管理者らしき人物が拘束ベッドに縛り付けられている。
RL: 猿ぐつわを噛まされているけれどもさっきからくぐもった悲鳴がやかましい奴です。
ジャック: 下からは火の手が上がり、強風が吹きつける高所だというのにジャックはどこ吹く風だ。
ジャック: 「ったく。ひとが感慨に浸ってるんだから、少しは静かにできないのかね」
ジャック: 嘯きながら、シースナイフを抜き出して喉元につきつけます。
ジャック: 「あんたは俺の質問に答えてくれりゃ、それ以外は何も言わなくていいんだ。OK?」イエスなら瞬き一回、ノーなら二回だ、と続けながら。
RL: 目をぎょろぎょろさせていましたが、やがて大きく目をつぶってから開きました。
ジャック: 「よし、それじゃいくつか質問だ」
ジャック: 「李の研究を引き継いだ施設はここで最後。そうだな?」
RL: 瞬きを一度。
ジャック: 「ヘイロンは今後、俺を追わない。代わりに俺もこれ以上、あんたらに手をださない。約束は今度こそ成立した。だよな?」
RL: さらに瞬きを一度。
ジャック: 「それじゃ、最後にひとつ。これに答えてくれりゃ、楽にしてやるよ」
ジャック: 「絞首刑と火炙り、どっちがいい?」
RL: 首を横に振ります
ジャック: 「そうか。……そりゃ残念だ」
ジャック: そう言うと、喉に這わせていたナイフで一気に腹部を引き裂き、拘束ベッドを蹴り飛ばす。
ジャック: ベッドはワイヤーにより屋上から吊り下げられ、ぴたりと空中で静止する。
ジャック: 「……XYZ」
ジャック: そう告げ、影に同化して音もなく立ち去る。
ジャック: ―――――1時間前。
ジャック: 深夜11時。一人の女性が家に帰宅する。
ジャック: 女性は家に帰ってすぐ、違和感に気づく。
ジャック: 家を出る前、息子が寝ていたために切ったはずのTVがついていることに。
ジャック: http://www.youtube.com/watch?v=uz_nOuwEX8k
RL: 「……またやったな? この子はほんとに……」
ジャック: と、窓際にメッセージカードの添えられた小さな箱が置かれていることに気づきます。
RL: 彼女は首をかしげながら、その箱を手に取ります。
ジャック: メッセージカードには
ジャック: 「お幸せに」
ジャック: の一言が。
ジャック: 照れ隠しだろうか、「契約の内容に関して、虚偽の申告が含まれていたため契約の解消とともに違約金をご提供させていただきます。お収めください」
ジャック: と書かれた5クレジット分の電子素子の端に小さく手書きで記されていた。
ジャック: 小箱の中には、小さな玩具……この時期によく出回るスノー・ドームが収められていました。
RL: 彼女はそれを手に取り、夜の明かりにかざして見ています。
RL: しばらくその眺めを楽しんだ後、そっとスノードームを、ベビーベッドに置きました。
RL: 「エイジを護ってくれたもうひとりのお父さんから、クリスマスプレゼントだってさ」
ジャック: 舞い散る雪と、二つの小さな雪だるま。模型の家にはぼんやりと優しげな灯りが。
ジャック: スノードームごしに見える歪んだ窓の外で、横切るひとつの影が。
ジャック: 女性の耳には、いまや耳にすることのなくなったはずの、鳥の羽ばたく音が確かに聞こえた気がした。
ジャック: ―――――店内(ヤロール)の壁にかけられた柱時計が、0時を指す。
ジャック: 静かな、しかし厳かな鐘の音が店内に響くのを耳にして、ジャックは席を立つ。
ジャック: 食事の代金ぶんと、僅かなチップ(今度はちゃんと規定内だ)を添え、
ジャック: 薄い紫色の外套とソフト帽を身にまとうと、ヒラヒラと手を振りながら店を後にする。
ジャック: ……と、店を一歩出たところで違和感に気づく。
ジャック: 道行く人々がみな、空を仰ぎ見ているのだ。
ジャック: 何事かと自分も空を仰ぐと、そこには。
ジャック: いまやARでしか見ることのなくなったはずの、白い雪が。
ジャック: 帽子を目深にかぶり直し、足早に歩を進める。その口元は、確かに微笑みを浮かべていた。
ジャック: 「メリークリスマス」
ジャック: http://www.youtube.com/results?search_query=fantasy+lama&sm=3
ジャック: やがて男の姿は雑踏に消え、雪が降る摩天楼へとズームしていく。

  トーキョーN◎VA「Baby,don't cry」
  XYZ.