トーキョーN◎VA-AX「猫の留守にネズミは踊る」

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◆エンディング/バンシー

  シーンカード:マヤカシ
  マヤカシ/幻影/裏切りの露見・魔的な襲撃・毒・不実な人間の罠・不確かな夢


ロイ:「やあ! お待ちしておりました!」
バンシー:「ちょりーっす」いつもどおり、へらへらした態度でやってくる。
バンシー:そう、ぞっとするほどいつもどおり。
RL:新麻布十番街にあるロイの個人事務所に、バンシーさんは招かれました。
バンシー:「稼いでんねー」
ロイ:「いやあ。亡くなった父のおかげで」
ロイ:「それより、今回は本当に助かりました! 弟のことも、うちのカブトも……戻ってはいませんが生きてはいるようですし」
バンシー:「いやー、それほどでもな……あるかな。バンシーちゃん最強なので」
バンシー:「ぶい」
ロイ:「いやあ! あなたに頼んでよかった!」
RL:ドリップマシンからオーガニックのコーヒーを淹れ、バンシーさんに勧める。
バンシー:「こっちも仕事引き受けてよかった」
ロイ:「それで、お支払いについてなんですけれど……」
バンシー:「兄弟の絆ってやつ、見せてもらったし」いけしゃあしゃあと
バンシー:「うん」ごくごく飲む。とっととカラにしたい、とでも言うように
ロイ:「絆というほどのことでは」にっこりと笑う。
バンシー:こちらもニッコリと笑おう
ロイ:「父がああでしたから、キャッシュで解決できること以外信用ができないもので」
バンシー:「うちはもうちょっと色々分かるかなー。……物事が『マヤカシ』かどうかも、ある程度」
バンシー:含みのある言い方。続きを促す
ロイ:「なるほど! ご慧眼ですね」
ロイ:「でしたら、それに仕込んだ「マヤカシ」にもお気づきになれれましたか?」
RL:ロイは、バンシーさんが飲み干したカップに視線を向ける。
バンシー:「んーふふふ」
バンシー:「どっちかなぁ」
バンシー:「——…………あんたは、どっちが厭なの?」低くどすの効いた声で。
バンシー:濁った、剣呑な目つき。試すように。
ロイ:「どちらでも結構ですよ。どのみち、結末は変わらないので」
バンシー:「へえ。なら見てみたいな。あんたの用意するエンディングをさ」
ロイ:「用意はもう済みました。そのコーヒーに私の『お気持ち』を込めてありますので」
ロイ:「きちんと飲み込んでいただけていれば、もってあと60秒というところでしょうか。もう少し強めのものとなると値段がね……」
ロイ:税理士がうるさいので、と笑う。
ロイ:録音されても大丈夫なように、具体的に何をしたのかは言わないですね。
バンシー:「————ッ」
バンシー:急に背中を折り曲げて、苦しそうに震えだす
バンシー:口をおさえてかがみこむ
バンシー:ぶるぶる。
ロイ:「大丈夫ですか?」声はかけるけれど近づかない。
バンシー:手を前に差し出して制止する。それからしばらくえづくような動作を続ける
ロイ:「弟に、情が移られてしまうと困ってしまうんです。ご容赦ください」
バンシー:「……るしい、く……るしい…………」
バンシー:睨むような目でロイを見る。
ロイ:事務所の時計を見ている。もう少しかなあ
バンシー:そして。
バンシー:突然、顔を上げて、笑った。口を開けて、にいっと。
バンシー:そしてベロを出して、言った。
バンシー:「——————………………おもひろすひて、くるひいって、いったんら、ゔぁーーーーーーーーーーーか」
バンシー:おええええええっ。
バンシー:カップに吐き戻す——盛られていた、素敵なプレゼントを。
ロイ:「おっと」
ロイ:「それは……なるほど」
ロイ:後ろ手にポケットロンを取り出して、SSSのアプリから緊急通報をタップしようとする。
バンシー:では、ものすごい速さで席から飛び上がり、思い切り向かい側のロイにとびかかって、馬乗りになろう。ついでにネクタイごと上体をこちら側に引っ張ってやろう
バンシー:顔が近い
バンシー:空いた手でポケットロン持った手首締め上げて、とりおとさせよう
ロイ:手にしていたポケットロンが床を滑っていくのを見ている。視線は合わせない。
バンシー:「誰かに何か言うのなら、タレコミじゃなくってさ」
バンシー:「——懺悔のほうがいいんじゃないかなって。そう思うよバンシーちゃん」
バンシー:「ぜーんぶ知っちゃったから。聞いたげるよ」
ロイ:「全部?」とは?
バンシー:では聞かせてあげました、素敵な、兄弟愛あふれるおはなしを
ロイ:「やっぱり情が移っているじゃないですか。僕の判断は正しかった」
ロイ:「それ、あなたの仕事になにか支障がある情報でしたか?」
ロイ:「あなたを裏切りはしなかったでしょう。僕は」
ロイ:「父の話を母から聞いて育ったもので、僕は父のように生きているだけですよ」
バンシー:「護衛ってのはさ」
バンシー:「そいつのことを命かけて守る仕事なわけよ。うちらはうちらの命を預けるかわりに」
バンシー:「客はうちらに、信頼を差し出さなきゃならない。うちらの心に一番近いものを」
バンシー:「うち、家族がさ。色々アレだから。だからこそ、あの子にはせめて、いい思いさせてあげたいと思った」
バンシー:「そう、そう思ったうちがいるわけ。あんたが裏切ったのは——あたしの力の源。この仕事に対する、誇りを裏切った」
バンシー:「そいつを赦しては、おけない」
バンシー:エモノを引き抜こう、また例のごとく、女の悲鳴のような金属音を響かせて。
ロイ:(やっぱりキャッシュで解決できないタイプの人だったかあ)
ロイ:(失敗したなあ)
バンシー:「さっきの毒は面白かったよ。大爆笑。だからあんたも笑いなよ、こーーーーーーーーーーーーーんなふうに」凄絶な笑みを、目の前で作ってみせる。
バンシー:切っ先が彼に少し触れるぐらいに近づく。
ロイ:「……は」呼吸が漏れる。表情は、笑っているように、見えなくもない。
バンシー:「笑いなよ」
バンシー:「それが出来ないなら、泣きな」
バンシー:「——ッ」そこで、バンシーの笑みが消えて
バンシー:「っああああああああああああーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!」
バンシー:神業、《死の舞踏》
バンシー:怒りのままにロイを叩き斬る、ダメージは<完全死亡>で。
バンシー:血ぶしゅー
RL:ロイは、恐れがもたらす笑顔とも泣き顔ともつかない、引き攣れた表情で絶命します。
バンシー:「……」
バンシー:残身、エモノをしまう
バンシー:それからしばし、ロイの物言わぬ亡骸を見ていて。
バンシー:ふらふらと、返り血のたっぷりついたソファーに腰掛けます
バンシー:「…………」
バンシー:「——…………疲れたな」
バンシー:……それからしばらくして。あることに気づきます
バンシー:「あれ…………?」
バンシー:頬に、なぜか温かいものがながれています。それは目から流れているようでした
バンシー:「…………」
バンシー:「全く…………」
バンシー:「泣き女が、泣いてちゃ……意味ねーじゃんっての……」
バンシー:それから膝をかかえこんで、そこに顔をうつむける
バンシー:「あたし、殺し屋じゃなくって……別のもの……あの子守って、それから、あの子の……家族……守らなきゃ、いけなかったのに……」
バンシー:「マジで……めげる……今だけ、今だけ……」それから、ぐすぐすと、膝を抱えてまるまって、しばらく背中が震えていた
バンシー:それは多分、今までではじめての明確な「失敗」に似た感覚で、仕事でそんな感じになったことはなくって、凄く辛くて悲しかったわけで。
バンシー:しばらくしたら彼女は起き上がり、なんとか復活するでしょうが、今だけは、ちょっと泣いています。ほんの刹那だけ
バンシー:この時だけ——彼女自身が、泣き女、バンシーだったのでした。




◆エンディング/ヴュルガー

  シーンカード:カブキ
  門出・完全なる偶然による現状の進展・善かれ悪しかれ


RL:隠し財産をめぐる騒動から、一週間くらい経ちました。
RL:うらうらとした午後、おやつ時。あなたはアルファ=オメガと一緒に、この間来たジオラマスイーツ屋さんにいます。
RL:前と違うのは、席に二人の人影が座っていることでしょうか?
ヴュルガー:今日は生身で、色の白い少年が席についています。
ヴュルガー:先日食べ損ねたスイーツを少しずつもぐもぐしながら。
ヴュルガー:「んやー、たまにはこうして外にも出るもんだね」
ヴュルガー:ドローンは今メンテ中なのだ。
アルファ=オメガ:「物理肉体もたまには外気に当てないといけませんよ!」
ヴュルガー:「食事もね。レーションみたいなのばっかだと、人のが羨ましくなっちゃったや」
アルファ=オメガ:「でも、ちょうどよかったです。これもできれば、物理で受け取っていただきたかったですし」
ヴュルガー:「おっどれどれ?」
アルファ=オメガ:「三池ソマリ氏からの謝礼金です。今朝私の口座に払い込まれたので、山分けしましょう」
アルファ=オメガ:「キャッシュが欲しかったんですけれど……でも、見つかってよかったですね!」
ヴュルガー:「やった! 上手くやったってことだよね。山分け!」
ヴュルガー:ぱちん、と手を打ち合わせる。
ヴュルガー:ドローンだったら宙返りでもしていたところだ。
ヴュルガー:「最初はどうなることかと思ったけど……よかった……」
アルファ=オメガ:「さすがヴュルガーです! 素早く正確でした!」ビルのデコレーションがされたケーキをかじる。
ヴュルガー:「アーコロジーは無理でも、そのジオラマくらいは買えるよね。いや、別に買わないけどさあ」
アルファ=オメガ:「あ! 三池氏から、丁寧なメッセージもついていましたよ。テキストでしたけれど」
ヴュルガー:「なになにー」
アルファ=オメガ:「えーと……ちょっと待ってくださいね。エミュレートします」
ヴュルガー:ふと、ソマリの去り際を思い出す。
ヴュルガー:思い出すが、自分が深入りするべきところでもない、と思う。
アルファ=オメガ:「ごほん」
ソマリの声:『先日は、家族のことでご迷惑をかけました。
ソマリの声:父の遺産を改めて整理するなかで、お二人が受けていた兄の依頼について思い出したので、些少ですが
ソマリの声:ほかのお二人にも、同じようにお支払いしていますので、どうか受け取ってください。
ソマリの声:本当はお会いしてお礼が言いたいんですが、お二人のアドレスが分からず、このような形になりました。
ソマリの声:もし良ければ、また会ったときにドローンを見せてください。それでは』
アルファ=オメガ:「……以上です」
ヴュルガー:「……うん」
ヴュルガー:ちょっとは元気になったのかな。顔も見たくないとか思われてないなら、それでいい。
アルファ=オメガ:「どうですか! わたしの読み上げ機能! ちゃんと三池氏でしょう」ふふん
ヴュルガー:「おー、最高! 迫真!」
ヴュルガー:ぱちぱちと拍手の真似。
ヴュルガー:「……兄貴のこと、ショックだったろうにねえ」
ヴュルガー:「これだから外は怖いよねー。僕また引きこもろうかなあっと」
ヴュルガー:スイーツの家の部分をさっくりすくって食べながら。
ヴュルガー:「あ、これ食べたらね」
アルファ=オメガ:「えー? もう帰ってしまうんですか! まだおひさまがあんなに!」
ヴュルガー:「いや、これは比喩だけど!」
アルファ=オメガ:「よかった!」
ヴュルガー:「安全なお家にいて、鳥さんだけ飛ばしてればさ」
ヴュルガー:「気楽じゃん?」
RL:アルファ=オメガはヴュルガーさんの話を、体を左右に揺らしながら聞いています
ヴュルガー:「つっても、アルファ=オメガちゃんは不服みたいだからー」
ヴュルガー:「今日はね、付き合ったげるよ。お兄ちゃんが」
ヴュルガー:本当は、気楽なだけでもないとわかっている。
アルファ=オメガ:「わ! 本当ですか!」手をたたいて喜ぶ。
ヴュルガー:ドローン越しでも、面倒も、悪い奴も、悲しいことも、たくさん伝わってくる。
ヴュルガー:「うんうん。あ、山分けの話は忘れずにね」
ヴュルガー:でもまあ、ドタバタして楽しかったかも、とも思う。今だって楽しい。
ヴュルガー:どっちが大きいのかは、まだよくわからないけど。
アルファ=オメガ:「もちろんです! 比喩表現でもお兄ちゃんに不義理ははたらきませんよ!」
ヴュルガー:「ナイス妹!」
RL:アルファ=オメガは、そうと決まったら、と勢いよくお皿をカラにすることに取り組みだします。
ヴュルガー:あとは、いくらかの成功報酬があれば十分だ。
ヴュルガー:「めっちゃ食べんね。鳥さん小食だからさあ」もぐもぐと少しずつ。
ヴュルガー:「……や」
アルファ=オメガ:「わたしは五感が大好きなので! でも、ヴュルガーのスタイルだっていいと思いますよ」
ヴュルガー:「どーも。でも、たまには、猫みたく食べてみよっかな!」
ヴュルガー:スプーンを構えてざくざくと、負けじと食べ出す。
アルファ=オメガ:「!」
アルファ=オメガ:「競争ですか!」
ヴュルガー:「んー、この辺ざくざくしてて美味いや」
ヴュルガー:「そうしよっか」
ヴュルガー:言うなり、またもぐもぐと食べ出す。
ヴュルガー:今日はまだ日が高いから、時間はたっぷりある。
アルファ=オメガ:「どこか行きたいところがなければ、動物と触れ合うお店にも行きたいんですけど……」
ヴュルガー:その時間を惜しむように、口を動かす。
ヴュルガー:「むー」もぐもぐ。
ヴュルガー:「生身の猫見た後で満足できっかなー、それ」
ヴュルガー:「まあいいや。行こっか」
アルファ=オメガ:「オーガニック猫さん! どこでそんな体験が……あっ待ってくださいよう」
ヴュルガー:「なんせ、作り物の動物は……お利口で清潔で、おまけにかわいいからね!」
ヴュルガー:ぱたぱた、と鳥のはばたく真似をして、笑った。




◆エンディング/旅山夜空

  シーンカード:ヒルコ
  前進/停滞していた物事が進展する・突出・猪突猛進


RL:夜空さんがソマリくんに自宅まで呼び出されたのは、報酬のお支払いが終わってさらに2週間後ぐらいでした。
RL:ヴュルガーさんのエンディングからさらに2週間、事件があってから一月後です。
RL:知らない女の子がふたり、レインと猫のお姉ちゃんに会わせろと言ってきかない。夜空さん心当たりないか? というSOSでした。
旅山 夜空:キャットには心当たりがある…間違いなく、あの時レインを引き取りかけていた子たちなのだ。
旅山 夜空:「ドーモ!待たせてゴメンよ」
ソマリ:「よかった……」幼児パワーに押されてすっかり疲れた顔。
おねえちゃん:「ねこのおねえちゃん!」
いもうと:「ほら! ねこのおねえちゃんいた!」
ソマリ:「そうだね……猫のおねえちゃんいたね……」
旅山 夜空:「ウワッ元気!こんにちは!」ソマリをジェスチャーでねぎらいつつ
RL:女の子たちは、夜空さんのしっぽを触ったりレインを比較的優しくだっこしたり、元気よく人んちを蹂躙していきます。
旅山 夜空:「(ウワーッウワーッ)」はちゃめちゃになる猫たち
旅山 夜空:キャットはキャットでちっちゃいこもかわいくて好きなので愛でたり事務所から持ってきたお菓子をあげたりしている!
おねえちゃん:「おねえちゃんのくれたコットンちゃんもげんきだよ」
いもうと:「うん! ふわふわ!」
おねえちゃん:「ありがとうございました!」
いもうと:「あい……あいが…………ございました!」
旅山 夜空:「おねえちゃんしっかりしてるじゃないか。えらいねえ」
おねえちゃん:「おねえちゃんだもん!」
いもうと:「あ! わたしも、らいげつ? らいげつはおねえちゃんだよ! えらい?」
旅山 夜空:「!」
旅山 夜空:「きょうだいが産まれるのかい? めでたいな……えらいねえ!」
いもうと:「んふー!」鼻息で誇らしいポーズをとる
旅山 夜空:ふたりをなでなでしていく!
RL:夜空さんに撫でられきゃっきゃしている子どもたちは、はしゃぐだけはしゃいで、迎えに来た親にたいそう謝られながら帰っていきます。
旅山 夜空:丁寧にお辞儀したりまあまあとしたりしながら見送る
RL:またねー! と目いっぱい手を振る姉妹と、身なりのよさそうな父親。
旅山 夜空:ブンブン
ソマリ:「ありがとうございました」
RL:やれやれと腰に手を当てたソマリが、夜空さんに。
旅山 夜空:大丈夫だ、こういう場だからマーケティングもしなかった。えらいぞキャット。と思っている
ソマリ:「俺ひとりじゃ、どうにもならなかったっす」
旅山 夜空:「いやあ、ごめんよ。考えてみたら会いに来るよねそりゃあ」
旅山 夜空:「レインは疲れてない?」
RL:レインは子どもたちの手が届かない、新しいキャットタワーの上で丸まっています。
旅山 夜空:「オウ……」
RL:レインは夜空さんに声をかけられて、不機嫌な声をあげました。
旅山 夜空:「オオウ……」
RL:夜空さんとレインを見て小さく笑ったソマリがぽつんと言います。
ソマリ:「……あの子ら、仲良くやってくといいですねえ」
旅山 夜空:「……そうだね。喧嘩もそこそこに、仲良く、まっすぐ……」
ソマリ:「……なにがダメだったんだろうなぁ……」
ソマリ:「あ! いや、なんでもない! 忘れてください!」
RL:独り言です、とソマリは頭をかいて、夜空さんなんか食べていきます? レトルトしかねーですけど、と慌てて話題を変えようとします。
旅山 夜空:「私としてはだね、こういう時はおいしいものを食べるべきだと思うわけでね」
旅山 夜空:キャットの中では、答えは出なかったようだ
ソマリ:「美味いものかー……」
旅山 夜空:「慣れた人とか、なじみのある人とかだ。そしてそれは何も家族に限ったことじゃないんだよ」
旅山 夜空:「ともだちとか、頼れる人とか、そういう人がいるっていうか」
ソマリ:「うん……うん」
旅山 夜空:「だから、大丈夫だよ。任せるといい」
旅山 夜空:「……何をだ!?」
旅山 夜空:我に返って混乱するねこ
旅山 夜空:「あっそうか分かった!今日はおごってあげよう。試しに実行してみようじゃないか!」
ソマリ:「じゃあ、夜空さんにお任せしたいことがあるので! 聞いてもらってもいいすか」
旅山 夜空:「もちろん!」
旅山 夜空:ぐるぐる目のまま親指を立てて見せる
ソマリ:「あの……あの時のおふたり、連絡先知ってたら一緒にごはんとかしたいんですけど……」
旅山 夜空:「!!!!」ぱああああっ
ソマリ:「夜空さんのおごりで」
旅山 夜空:「ン゛ッ、人数が倍……!」
旅山 夜空:「まあ、まあまあ!任せて!大船に乗ったつもりで待つといい!」
ソマリ:「レインのお金だけ残して、あと学資返したり、みなさんに送金したあと、全部寄付しちゃったんで」
ソマリ:「俺、今めっちゃ貧乏なんすよ」さっぱりした顔で笑う。
旅山 夜空:「えらいねえ……」さっきの姉妹に言うのとほぼ同じトーンだ
旅山 夜空:だがしみじみしている
旅山 夜空:「フフ、じゃあさっそくセッティングだね!食べたいもの、希望の店、時間!なんなら今からでもいいな!よし!食べるぞー!」
ソマリ:「褒めてもレインのおなかしか出てこないっすよ。よろしくお願いします!」
旅山 夜空:「カンペキな報酬!!」
旅山 夜空:「レイン!あとでおなか触らせてね!!」しっぽが超楽しそうだ
旅山 夜空:キャットは電撃的速度でメッセージを投げつけ、たのしいごはんの風景を脳裏に輝かせるのであった
旅山 夜空:なにより、ソマリがあれから前に進めていることがうれしいのだ。ネコは今日もげんきに暮らす!


トーキョーN◎VA THE AXLERATION
「猫の留守にネズミは踊る」
X.Y.Z



RL:以上もちまして、セッション本編は終了となります。お疲れさまでした!(このあと経験点を出す作業があるのでもうちょっとだけ続くんじゃ)
ヴュルガー:お疲れ様でした!
旅山 夜空:お疲れさまでした!!!!!
バンシー:お疲れさまでしたーーーーーっ


◆ポストアクト

RL:のんびりポストアクトやっていきます。
経験点の配布についてはRL側からお渡しできるものと、皆さんで話し合って決めるものがあります
まずRLからお渡しできるものをドンドン流していくので、 みなさんで話し合って決める部分について、書き込んでいただけると嬉しいです。
よろしくお願いします

◆プレイヤー経験点の算出/アンダーワーク
・RLの依頼を果たした(1点)
・会場の手配、連絡などを行った(1点)
こちらについては、キャラクターシートの提出をお願いしていたこと、長期間にわたるスケジュールの調整が該当します。
忙しいなか有難うございました。参加したPL全員に配布されます。

◆プレイヤー経験点の算出/メインアクト
・アクトに最後まで参加した(5点)

・PSを果たした(5点)
旅山夜空/レインを見つける
バンシー/ソマリを守る
ヴュルガー/隠し財産を見つける
キャストの皆さんは全員PSを達成しています。

・アクトの進行を助けた(5点)
RLの見落としを指摘していただいたり、ゆっくりめの進行に対応いただき有難うございました。
上記3つの項目についても、全員に経験点を配布します。

・うまく神業を使った(ひとつ1点)
旅山夜空
《真実》重要な情報を手に入れる/遺産の所在地が明らかになった
《不可知》防がれることなく、状況を劇的に変化させる/ベンガルの神業を使わせることができた
《とどめの一撃》防がれずにダメージを与える/チャウシーにダメージを与えた

バンシー
《難攻不落》他人を守るために使用する/ソマリをミヌエットから守った
《死の舞踏》防がれずにダメージを与える/ベンガルにダメージを与えた
《死の舞踏》防がれずにダメージを与える/ロイにダメージを与えた

ヴュルガー
《突破》障害を打ち破る/隠されていた遺産についての手がかりを得た
《とどめの一撃》防がれずにダメージを与える/ベンガルにダメージを与えた
《電脳神》物語が完成に近づく/旅山夜空を《死の舞踏》から救い、アクトがよりよい方向へ収束した

以上、神業については全員が神業経験点の条件に該当します。各1点ずつ、合計3点が全員にいきわたります。

・シーンに登場した これは、1シーン1点、最高で5点がもらえます。
OP、ミドル戦闘、クライマックス、EDで自動的に4シーン登場、チーム宣言してから全員登場しているため、5シーン以上登場しています。
ので、ここも全員フルカウント、5点お渡しできます。

・よいロールプレイをした(5点)
・ほかのプレイヤーを助ける言動を行った(5点)
この2つの項目について、自薦あるいは他薦で、教えてください
たとえば、自分のキャストのここんとこが5億点とか、この人から、つっかえていたところをフォローしてもらったとか、うちの子が神業で助けてもらってありがたかった、などです

バンシー:ありがとうございます!
ヴュルガーくんは情報を探すときに大活躍してくれて、更には話をしっかりと先へ進めてくれるような言動がたくさんありました。特に僕がのば久々な事もあって割とつっかえてしまっていた部分を結構お助けいただいたような。 それと、ロールプレイに関しても、いい意味で安定感があり、理知的でありつつカワイイもてんこもりでした。特にエンディングは非常においしかったです。また一緒に掛け合いをしたいと思ったほど。 その意味で、下記ふたつの項目についてヴュルガーくんにはそれぞれ5点差し上げたいというきもち。

ヴュルガー: ありがとうございます……!
ヴュルガー: 夜空さんはキーになる場面も多く、シナリオ的に大事なところをビシッと決めていてとてもよかったです。特に真実を使うところとか! 最後のとどめもですしね!
ヴュルガー: バンシーちゃんはプロっぽくクールな態度をとりながらも女の子のかわいさがあり、戦闘でも大変頼りになりました。最後のエンディングがよかった……!
お二人ともロールもよくとても助かりましたので、両方推薦します!

バンシー:わー!ありがとうございます
バンシー:夜空さんはまず、かわいい!かわいい!それでいて、それだけではなく、話の軸をガンガン進めていただいて。夜空さんが居なければ回らない場面もあったんじゃないでしょうか。
なにより、ソマリを一番直接的に救ってくれた印象。全体的に、可愛くて思いやりがあって、しかしそれだけでなく、やる時はやる肝の据わった姿勢も見られて、タフだなぁと思いました。とてもよい。ゆえに夜空さんにも両方を。

旅山 夜空: バンシーちゃん!とにかくオンオフの切り替わりがすごくしっかりしていて、メリハリ!オフのゆるゆるとオンの仕事人ぶり!ほれぼれしてしまう…… それに、私があれやこれやと半分くらい迷いながらロールしている時とか、相槌がふんわりしていてかわいく、安心して進められました! なによりエンディングがもう……私ももらい泣きしてしまったので……バンシーちゃん…… ゆえに!両方のポイントを!ぜひ!
旅山 夜空: ヴュルガーくん!驚きのハイテックドローン!かわいい!だがかわいいだけではない……子供らしさと強かさの両立……台詞回しやムーブがとてもこう、存在がありがたい!とても助けられました、動きやすかったです!クライマックスでは神業で守ってくださってありがとうございました……! ロイの裏が明るみに出たところの虹色が忘れられない……面白すぎる…… ちょっとごちゃごちゃしましたがヴュルガーくんにもぜひ……両方!
バンシー:ありがとうございます!
ヴュルガー: ありがとうございますー!
旅山 夜空: 本当にお二方めちゃくちゃ助かりました ほんとうに ハチャメチャは押し寄せたがその波を乗り越える……大船!
キャットはかわいいので加点方式で5000兆点

ヴュルガー: かわいいー
バンシー: いぇーい
旅山 夜空: えっへっへー! ヴュルガーくん物理肉体の立ち絵が来た時は衝撃でハチャメチャになってました みんなエンディングつよい
ヴュルガー: えへへ
旅山 夜空: RLに5000兆点献上したくて仕方ない さまざまな……さまざまな!すべてが!すごい! ロイがやべえ
バンシー: 自薦に関してはなんというか、みなさんが私が頑張った部分にちゃんと反応してくださって、ここにも書いてくださったので、それで大満足しちゃいました なのでこちらからはナシかな。
ヴュルガー: 自薦はえーと、なんか面倒な設定のキャラを出したかなと思ってたんですが(ドローンのとこ)、それなりに動かせた気がするのでよかったんじゃないかなと!
バンシー: ドローンっていうの活かしきってましたよね。つよい
旅山 夜空: 敵の攻撃で塗装がはげたヴュルガーくんにバンシーちゃんが「ダメージ加工」って言ったのかわいかったのですき
ヴュルガー: あったー、よかったです
バンシー: えへへ
RL:夜空さん
バンシーさんにはお姉ちゃん、ヴュルガーさんには被保護者みたいな立ち位置がかわいい。 縄張りで保護する対象だと思った相手にはすごく優しいけど、クライマックスでチャウシー撃ったシーン、ひえー怖い! 好き! ってなりました。あの切り替えの恐ろしい速さ…… 要所要所でシナリオを引っ張ってくださったり、ほかのキャストさんを後押ししたりしていたとおもいます。

RL:バンシーさん
リサーチでの適度な脱力感から、達観しているのかな……と思わせておいてのエンディングで完全に参ってしまった。クライマックスからエンディングでバンシーさんとバチバチに殴り合ったの楽しかったです。とてもよかった……
バンシーさん、ミドル戦闘でめちゃくちゃ強くて、トループもうちょい用意してもよかったな……って思いました。

RL:ヴュルガーさん
データもロールプレイも隙がない。すごい。頑張って背伸びする少年の視線と相反する、自然と大人びたような部分をあいまいに行き来する感じが好きです。クライマックス前で特にはっきり出てるんですけれど、前のセリフを拾って打ち返すロールプレイが大好きです。
RLとしては裏で代わりに解説や説明していただいたり、キャスト間の相談を取りまとめていただいたり、ありがたかったです。
RL:長くなった! 以上です!
バンシー: えっと、ということは、それぞれみんなフルカウントで35点ずつになるのかな??
RL: です!
RL:ということで、全員に35点がいきわたります。
あと、RLに経験点をあげるっていう項目があるんですが、いただけるようなら35×3÷3点(35点)+会場手配、連絡を行った1点で計36点をおひねりとして眼鏡の間にねじ込むことができます。